本を購入するときって、どうしていますか?
書店で大量に買い込んでから読んだりしていませんか。大量に買った場合、ほとんどの確率で読まないことが多いです。
今日は、本は1冊ずつ買うべきだということに触れてみたいと思います。
買っただけで満足してしまう
書店に行くと、魅力的な本がずらりと並んでいます。興味のあるタイトルの本ばかりがあって、どれもこれも欲しくなります。
お小遣いの許す限り、5〜10冊くらい一気に買った場合、結局読まない可能性が高いです。
家の本棚にしまうと、そこにあるだけで満足してしまうんですね。
不思議ですが、書店の本棚にあるときは、まだ自分の所有物になっていないので、読みたいって思うと同時に、きっと自分の所有物にしたいって気持ちがあるんですけど、実際に本を買って、自分の本棚に入れてしまうだけで満足してしまいます。
本を自分の所有物にするだけで満足してしまい、読まなくなってしまいます。
これは、本が他のモノと圧倒的に違う部分ですが、食べ物にしても、何にしても買ったらすぐに使える(消費)できるものがほとんどです。
食べることに多くの時間はかかりません。服なら着ればいいですし、インテリアの小物だったら置いておくだけでいい。
だから買ったら満足するのは当然ですが、本の場合は、読むというアクションが必要になります。
しかも、その読むことは、時間がかかります。意外とハードルが高い。
ですから、他のモノを買う場合と違うんだと思います。それと同じ感覚でいることによって買うだけで満足してしまう。
「いつでも読める」って自分に期待してしまうことで、余計に本から遠ざかってしまいます。いつか読むだろうと。
せっかく買った本なのにもったいないですよね。
本は1冊ずつ買った方がいい
ですから、言えることは、本は1冊ずつ買うべきということです。
読みたいと思ったときが、一番の読み時であり、一番身につくときです。
ぼくの場合、大量に買い込んでしまい、しばらく本棚に置いたままにしておき、久しぶりに本を読んだ場合、なぜ買ったかが思い出せなくなります。
「この本、なんで買ったんだろう」ってなるんですね。
そうなると、読んでいても楽しくない。買ったときは、読みたいって思ったはずなのに、しばらくしてから読むと、そうでもない。
ですから、本を読みたいって思ったときに読んだ方がいいです。
つまり、1冊ずつ買う。
書店に行ったとき、どんなに欲しい本がたくさんあって、買いたいって思ったとしても、買うのは1冊。
その中で最も読みたい本を選ぶべきです。
もし他の本を買いたいのであれば、とりあえずメモしておきましょう。
これも不思議だと思うのですが、ぼくの場合、本を買わなければ読みたい気持ちがずっと続くんです。
きっと自分の手元にないから、「あの本が気になる」ってなるんだと思います。でもその気持ちは、本を買った瞬間になくなります。
ですから、買わないことによって、本を読みたい気持ちをずっと維持させるんですね。
それで、買わないことによってその気持ちがなくなってしまえば、それまでなんだと思います。
でも、ずっと読みたい気持ちが続くんであれば、それは買うべきです。
そのときは、1冊だけ。
すぐに読む
本を買ったら、家に帰るまでに最初の1ページだけでもいいので読んだ方がいいです。
最近では、書店の隣にカフェがあるところもあります。もしくは帰り道のカフェに寄るか、電車の中で少しでもページをめくる。
とにかく、本を買ってそのまま開くことなく、家の本棚にしまわないことです。
そうすると読まないコースに突入です。これは1冊ずつ買ったとしても同じです。買って本棚にあるだけで満足してしまいます。いつでも読めるから、いま読まなくていいと。
それではいけませんので、買った日に全部でなくてもいいので、最初の1ページだけでいいので読みます。すると読みたいって気持ちをふくらませることができます。
調子がいいときは、そのままずっと読み続けることができますし、そのまま最後まで読んでしまうこともあります。
読みたいって思ったときが一番の読みどきです。
さらに、読みたいって思ったときに読むので、とても興味を持って読めるんですね。
内容がすごく頭に入ってくる感覚。身になる感じがするんですね。
まとめ
本をたくさん買うと、買っただけで満足してしまいます。そうすると積ん読の原因となり、読まなくなる可能性が非常に高いです。それでは、せっかく買った本がもったいないです。
どんなに読みたい本があっても、買うのは1冊だけ。
他の本を買わない勇気も必要なんだと思います。
その買った1冊の本に集中して読む。そうすることで、一番頭に入ってきやすくなります。
今日はこの本と向き合うぞと。
できるだけ買ったその日に読むこと。ページを開くことなく、本棚に入れてしまうと、読まない可能性が高いので少しでも読む。
積ん読を増やさないコツですね。