「時間がない」にさようなら。口癖を変えればうまくいく

時間時間

やりたいことがたくさんある。

例えばブログを書きたい、本を読みたい、勉強をしたい、運動をしたいなど。いまはできていないけど、いつかはやってみたいと思うこと。ぼくもたくさんあるんですね。

でも「いまはできない」と思ってしまう。

その代表的な理由は「時間がないから」です。1日24時間というのは決まっていますし、仕事で残業や休日出勤をしていれば、自由になる時間も限られてしまいます。

「やりたいことはあるんだけど、仕事が忙しくてできないんだよね」と。

「時間がない、時間がない」と口癖のように、呪文のように繰り返してしまいますが、果たして本当にそうなのでしょうか。本当に時間がないのですか?

『あなたの1日は27時間になる。』を読んでからというもの、思うところがポツポツと出てきましたので、書いておこうと思います。

参考:自分だけの3時間を作れ!『あなたの1日は27時間になる。』木村聡子著

「時間がない」は言い訳に過ぎない

最初に言うと「時間がないからできない」というのは言い訳にしか過ぎません

もし、心の底から本当にやりたいことであれば、なんとか工夫してでもやろうとするはずです。工夫して時間を捻出しようとするわけです。

夢や目標、本当にやりたいことであれば、周りの人が反対してもやろうとするでしょうし、好きなことであれば夜更かししてでもやります。「時間がない」という考えがなくなります。

ぼくは子供のころは、ゲーム「FINAL FANTASY Ⅷ」が流行っていました。ストーリーが気になって、先に進みたくてしょうがないんですね。

だからずーっとゲームをやっていました。

やりたいがために朝6時に早起きして、学校に行く前にプレイしていました。いまでも「バハムートを倒した時間が朝だった」ってのはよく覚えていることです。

ちなみにブログ記事も早起きして書くようにしています。確かに時間は限られていますが、少なくとも記事を書く時間はないとは考えていません。

本当にやりたいことだったら、こうやって工夫することができるんですね。時間うんぬんではなく、気づいたらやっている。

だから「時間がないからできない」というのは、本当はやりたくないだけなんです。もしくは「できたらいいな」くらいのレベル。憧れに過ぎません。

「時間がない程度」の理由でやらないのであれば、心の底からの情熱がないんですね。フロー状態に入るくらいに熱中できない。やりたくない理由を探しているだけといってもいいかもしれません。

自己憐憫に陥っているだけ

アドラー心理学を知ってからというものこういう考え方をするようになりました。

やりたくない理由を探しているというのは、自己憐憫に陥っているだけなんです。

本当は自分がやりたい「それ」をやっている人を見ては、「自分だって時間があればできるのに、時間がないからできないんだ。なんてかわいそうな自分」。

それで自分を慰めて満足しているわけです。そうやって自分の価値を高めている。条件さえそろえば、自分もできる。自分は有能だと。

そして年齢を重ねたときにこう言うでしょう。「本当は若いときにやりたかった、時間があればできたんだけどね」と。

しかし、そのやりたいことを「いま」取り組まなければ、これからずっと言い訳を言い続ける羽目になってしまいます。

時間は誰かが用意してくれるものではないんですね。誰もが皆、24時間という平等な時間を与えられています。

要は「やるかやらないか」の気持ちの問題です。もしくはキッパリ諦めるか。やるのであれば、どうやって工夫するか。

言い訳している間にライバルは一歩先を進んでいます。

時間がないからできないと思ったら、こう問いかけてみましょう。

「どうすればできるか」に変える

口癖を「どうすればできるか」に変えることです。こうやって口癖を変えると、どうやって工夫するかにフォーカスすることができます。

自由に使える時間が少ないのは事実かもしれません。だからこそ工夫するわけです。

「どうすればできるか」と考えれば、アイデアが浮んできます。できないことで思考停止をするのではなく、工夫できることに意識が向くからです。

まとまった時間を要するのであれば、早起きをする、残業をしない、飲みに行かない、買い物にいかない、など大きく生活を見直す必要があります。

大きく時間がかかっていることを生活から取り除いて、思い切った時間の使い方をすると、意外なほど時間はあります。

スキマ時間であれば、移動時間、料理やレジの待ち時間、入浴やトイレの時間など、いろいろ見つかるものです。

その時間に本を読む、英単語を覚える、ブログのネタをメモする、スクワットをする、いろいろできます。

ここは意識の問題で、スキマ時間にやることを常に考えておけば、意外と日常生活には転がっているものです。

そうしたちょっとのことをコツコツやることで、その積み重ねでやりたいことができるかは決まってくると考えています。

おわりに

時間がないこと前提で言い訳を考えるのではなく、どうすればできるかを考える。ちょっとでも時間の使い方を工夫してみようと発想する。

これは思考のクセなので意識すれば変わっていきます

最初は言い訳が出たら「いかんいかん」と自分で気づくことができます。「あっ、言い訳が出てきたな」と。

そうしたときに、その言い訳をトリガーにして「どうすればできるか」に変えるそれを繰り返していると、自然と言い訳が出てこなくなるはずです。

時間がないという制約があるからこそ工夫ができる。そう考えることができたらしめたものです。ちょっとでも工夫して少しずつでもいいから始めてみる。

アイデアが出てきたら、試してみる

こうやって考え方を変えることが、やりたいことをやるための一歩です。ちょっとの発想の転換ですよ!