人前で話すなんて怖くない!研修講師として緊張せずわかりやすく話す5つのコツ

スピーカースピーカー

先日、仕事で研修の講師を担当する機会がありまして、30人程度の前で約2時間話をしてきました。

このぼくが人前で話すことはめったにない機会ですから当然の如く緊張するわけです。

そんなときに緊張せずに話すために心がけたこと、内容をわかりやすく相手に伝えるために意識したことをまとめてみたいと思います。

研修講師として人前で緊張せずわかりやすく話をする5つのコツ

1.誰も自分に興味がないと思い込む

最初は自分の意識の問題です。

誰も自分なんかに興味はないと思い込んでしまうことです。受講者はあくまで研修の中身について知りたいのであって、講師がどんな人であるかとか、あげつらってやろうなんて思っていません。ぼくが逆の立場だったらそう思うからです。

ぼくが考えるそもそもなぜ緊張するのかというと、自意識が過剰だからです。自分に対して内向きな思考だと、自分の一挙手一投足を見られているんじゃないかと気にしてしまうので緊張するわけです。

ですから、自分には興味がないんだ、あくまで研修の中身に興味があるんだと思い込むことで、外向きの思考になることができます。

研修する側も受ける側もみんなで研修する内容について注目すること。これを意識するだけでだいぶ緊張が和らぎます。

2.受講者の顔を見ること

緊張せずに話すコツとしては受講者の顔を見ることがあります。

手元の資料だけを見て受講者と目を合わせないようにすると自分の世界に閉じこもってしまうことになるので、先ほどと同様に自分に意識を向けないように、外に意識を向けるために、受講者の顔を見るようにします。

受講者の顔を見ることで、自分は注目されている意識が働くかもしれませんが、落ち着いて聞いている受講者の顔を見ることで、なぜ自分だけがこんなにテンパってるんだと客観的になれるので、冷静になれます。

3.ゆっくり話す

ここからは実際の話し方についてです。

まずはゆっくり話すことです。緊張すると早口になってしまいますが、それだと自分でも何を説明しているのかわからなくなりますし、聞いている側も話す内容に追いつけません。

ですから、意識してスピードをゆっくりにして話します。1つ1つの言葉を丁寧に発することで、自分も落ち着けますし聞いている方もわかりやすく聞けます。

4.間を空けて話す

上記にも絡んできますが、言葉と言葉の間には一呼吸の間を空けて話すようにします。

特にスライドのページを送ったときに間を空けると、受講者はメモを取りながら話を聞いていますので、より理解しやすくなります。

早口でまくしたてるように話すと受講者もどこの何を話しているのかわかりにくいですし、こちらも何の説明をしているのか自分でわからなくなってしまいます。

咀嚼するように一文一文を丁寧に説明するように心がけてしっかり間を空けて話すようにします。

5.メリハリをつけて話す

一方で、研修の内容を身につけてもらうことが本来の目的ですから、どこが大事なのかメリハリつけて話すと印象に残る話し方になります。声の大小ですね。

同じリズムで同じ声のトーンで話していると、聞いている方も退屈になってきますし、眠くもなってきます。

「ここは大事ですよ!」と何回も念を押したり、相手を説得するように熱心に離しかけたりすることで受講生はこっちを真剣に見てくれます。

そして「ここが重要なポイントなんだな」と熱心にメモをとってくれます。

こうやって話し方にメリハリをつけることでどこが重要なのかわかりやすく伝えることができます。

自分の心がけ次第で緊張せずにわかりやすく話せる!

プレゼンなどにおいては相手を引き込むテクニックがあるのかもしれませんが、ぼくはそんなテクニックは持ち合わせていませんでした。

そもそも普段、人前で話すことがないので緊張するんです。

でもこの5つのことを意識するだけで緊張が和らぎ、自分の話す内容に集中することができました。

緊張せずに落ち着いて話すことで、伝えたいことが伝わったのではないかと思います。

ちょっとした意識の変化で人前で楽しく話をすることができますよ。