前回の記事で、プロジェクトの成果をあげることができなかったことについて書きました。
ぼくの中では、ほぼ失敗に近いと思っていて、敗北感とまではいいませんが、モヤモヤする結果になってしまいました。
いろいろな要因があったにせよ、その反省を踏まえ、どうすれば良かったのかを考えた結果、失敗したパターンと逆を攻めれば、結果を出せるんじゃないかと気づきました。
プロジェクトを成功させるための3つの方法
目的を持つ
そもそもの原因が「なぜやるのかが明確になっていなかった」ことがありました。
要は何となくやってるんです。「これだ!」というバチっとした理由がないから、それについて聞かれたときに、自信満々で答えられない。
だから、方向性がなかなか決まりませんでした。
何かやるときには必ず明確な目的を持たなければなりません。
- 何のためにやるのか
- その結果どうなるのか
- それは誰のためになるのか
ここをハッキリさせておかないと、そもそもの出発点を違えてしまいます。
何となくふわっとやっていたら、やっぱり求める成果は出ないことを痛感しました。
というよりも、求める成果が曖昧だったということでもあります。
だから、何のためにやるのかってのはとても大事です。
最終着地点を決める
求める成果、つまり、最終的に行き着く先を決めておくことがとても大事です。
ゴールが決まっていないと、フラフラしながら走るようになるので、どこに力を注げばいいのか、何をしたらいいのかわからないことがありました。
だから、まずは結論ありき。
ここに落としどころを持ってきておいて、そこに向かって動く。
そうすれば何をやるべきか明確になりますし、そのためのアクションも取りやすいです。
部下の立場としては、上司に判断してもらうためには、それだけの材料を集めなければなりませんし、他の部署で意思決定をしてもらうのであれば、お尻を叩いてでも「持ってこい」というべきだったんですね。
待っていたら、何も動かない。
そうやって何としてでもゴールを決めておくことです。
リソースの集中
ここでいうリソースとは「労力」ですね。せっかく組織(チーム)で動いているのに、みんなが同じ動きをしていては、ダブる部分もあります。いままでやっていたからという理由だけで、生産性のない会議に全員が集まるのはナンセンスです。
本当に関係ある者だけが出席し、その他の人は次の日に備えて帰って休んでもいいですし、自分が作らなければならない資料を作ってもいいです。
そうやってちゃんと役割を明確にして、それぞれに徹する。これは絶対条件です。
目的やゴールが決まっていれば、何をすべきかが明確になってくるので、それに全力を尽くす。
ここに労力を注げなかったので、時間オーバーになったという敗因もありました。
だから長期的な視点から、どこが肝かを見極め、そこに注力する。
ここができていなかったので痛かったです。ここは後悔しきれないですね。
このリソースの配分は組織的なものもありますが、個人の裁量でできる部分が多いので、ここはもう少し考えればよかったなと反省。
日頃からやっておけば後々楽になること、自分を助けてくれること、直前になってバタバタする必要がないことなどがあげられます。
ここに少しでいいから着手しておく。そこの配分が大切ですね。
長期的な視点から逆算すればプロジェクトは上手くいく!
抽象的な中身になってしまいましたが、バシッと決めてズバッとやること!
こう振り返ってみると、『7つの習慣』の個人的成功とほぼ同じなのではないかと思いました。
主体性を持つこと、目的を持って始めること、重要事項を優先すること。
原則でもありますから、仕事をする上でも大切だということですね。
物事を全体から見渡して、今日はどういった活動をすればいいのかを考える。
気づいたらどんどん先手を打つべき。
上司でも先輩でも他の部署の人だろうと、使えるものは何でも使う。
今回は初めてのことだったので、手探りの部分が多かったのですが、今後は長期的な視点を持ち、日頃から少しずつ動いていくことが大切だということですね。
そうすれば、多くの人が関わるプロジェクトも上手くいんではないでしょうか。