以前、「完全ワイヤレスイヤホン「Zolo Liberty」レビュー」という記事でも書いたとおり、僕はAnkerのワイヤレスイヤホン「Zolo Liberty」を使っています。
毎日のランニングのときに使っていて、ワイヤレスイヤホンなのでコードが絡まったり、引っかかったりする煩わしさがなく、とても快適に走れるようになりました。
そろそろ購入してから3か月が経とうとしているので、その使い心地について書いてみたいと思います。
あわせて、僕がもうひとつ持っているワイヤレスイヤホン、Appleの「AirPods」との違いについても触れてみたいと思います。
Zolo Libertyの良いところ
遮音性が高い
まずもっていえることが遮音性が高いことです。ノイズキャンセリング機能はありませんが、耳の穴をスッポリ覆いフィットするので、周りの音がほぼ聞こえにくくなります。
なので、しっかり音が耳に届きます。音楽に没頭したいときに適しているイヤホンだと感じました。
音質が良い
遮音性が高いため、音質が良く聞こえます。全体的に音がクリアに聞こえますし、特に低音が弾む感じでいいですね。音質については「AirPods」よりも上だと感じました。
ケースのデザインがシンプル
外観の話ですが、僕が一番気に入っているのが、ケースのデザインがシンプルなところです(イヤホンの聞き心地ではない。)。
この「Zolo Liberty」には「ブラック」と「ホワイト」があるんですが、僕は白いモノが好きなので「ホワイト」を購入しました。
この「ホワイト」のケースがムダが削ぎ落とされているシンプルなデザインなのが気に入っています。プラスチック製ですが、光沢感があり安っぽくないところがグッド。「ZOLO」のロゴがシルバーに輝いているのもいいです。
それから、丸っこいデザインで、ちょっとしたおしゃれな小物としてインテリアとしても映えます。
なんやかんやで(ケースの外観が)一番気に入っています。
充電が長持ち
1回の充電で3.5時間、ケース使用で24時間の使用が可能です。そもそも僕の場合、ランニングのときしか使いません。長くても1時間とか1時間半なので、まず充電が切れることがありません。
ランニングが終わったらケースに戻せば充電されます。たまに気が向いたときにケースの充電をするくらいで、充電の心配がほぼないのがうれしいところです。
防水性能あり
そもそも「AirPods」を持っているのに「Zolo Liberty」を購入したのはなぜかというと、「AirPods」は防水性能がなく水に弱いからです。
多少の汗とかなら大丈夫だとは思いますが、夏場に大量に汗をかいたときや雨が降ったときはさすがに心配です。実際に過去に有線のイヤホンを使っていたときは、それで何回も故障させています。
「AirPods」は値段が値段なだけに安易に使えそうにないので、防水性能を備えた「Zolo Liberty」を購入しました。
「Zolo Liberty」は防水規格の「IPX5」で「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響はない」とのこと。これなら汗や雨に濡れても大丈夫です。
Zolo Libertyの惜しいところ
全体的にサイズが大きい
「AirPods」と比べると、イヤホンもケースも全体的に大きめです。
こんな感じで「AirPods」はとても小さく、服のポケットに入れていてもほとんど気になりませんが、「Zolo Liberty」は結構大きめなので、ポケット入れるとモノが入っている感満載です。
肝心のイヤホンはこんなにも違います。
耳にはめると「AirPods」の場合スカスカするのに対して、「Zolo Liberty」は耳からはみ出そうになります。「AirPods」は「耳からうどん」なんて言われていましたが、「Zolo Liberty」は「耳から豆」が出ているような感じです。
これは僕の耳の場合だからかもしれませんが、もう少しコンパクトになってくれるとありがたいです。
遮音性が高く、周りの音が聞こえにくい
良いところで遮音性が高いことについて触れましたが、その一方でデメリットでもあって、遮音性が高いがゆえに外出して使っていると、周りの音が聞こえにくくなります。
それこそ車の音や自転車が近づいてくる音、そういった周りの音が聞こえにくくなるので、移動しながら使うときは注意が必要です。危ない。
僕の場合はそういった理由で通勤などの街中の移動で使うことはやめて、ランニングのみの用途にしました。僕が走っているランニングコースは川沿いなので車などは走っておらず、周りの音が聞こえにくくても安全です。
ペアリングを解除しないと別のデバイスで使えない
一番の使い勝手が悪いなと感じたのがペアリング。
「AirPods」なら、別のデバイスで使うときはそのデバイスと接続すれば使えるようになるのですが、「Zolo Liberty」の場合は、前のデバイスのBloothooth接続を解除しないと、次のデバイスでペアリングすることができません。
「AirPods」に慣れていると、この手間がとても面倒に感じます。「あれ、なんでiPhoneとつながらないの? そっか、Macとつないでたからか」なんて気づくことがしょっちゅうあります。
なので、僕はiPhone XSとしか接続して使わないようにしています。
AirPodsとの違い
僕が感じる使い心地を比較してみたらこんな感じ。
Zolo Liberty | AirPods | |
大きさ | 大きい | 小さい(うどん) |
ペアリング | 前のデバイスで解除が必要 | 使用するデバイスで設定すればよい |
遮音性 | 高い(こもる) | 低い(スカスカ) |
音質 | 良い(特に低音) | 良くない(スカスカ) |
充電 | 3.5時間 ケース使用24時間 | 5時間 ケース使用24時間以上 |
防水性能 | あり(IPX5) | なし |
価格 | 7,999円(税込) | 16,800 円(税別) |
それぞれ良いところもありますし、一方でもう少しこうだったらいいなというところもあります。まぁこの辺は仕方ないかなと。
まとめ
というわけで、「Zolo Liberty」を使ってみた感想をつらつらと書いてみました。僕の場合、ランニングのときに使っているので、使い勝手はとても良いと感じました。
それ以外の日常で使おうとすると、遮音性やペアリングの都合上、どうも使い勝手が悪い感じました。このへんは「AirPods」の取り回しが良いところに軍配が上がりました。
とはいえ、「AirPods」は防水ではありませんのでランニングでは使えないので、価格面からしても「Zolo Liberty」がとてもいいなと感じました。1万円以下で買えるワイヤレスイヤホンですし、音質は良く、接続も安定しています。
3,000円くらいのワイヤレスイヤホンを買ってみて、すぐに使い物にならなくなったので、やはりあまり安すぎても信用できないのですが、7,000円くらいの「Zolo Liberty」なら安心して使うことができます。
ワイヤレスイヤホンを試してみたいけど、1万円とか2万円とかするイヤホンを購入するのは手が出ないという人でも、「Zolo Liberty」はおすすめできるワイヤレスイヤホンですよ。