前回、トラックボールを使うメリットについて書きました。マウスに比べて手首や腕が楽なのでおすすめです。
実際に僕はエレコムの「M-XT4DRBK」というトラックボールを使っています。なぜこのトラックボールを使っているかというと、「左手用」が存在するからなんですね。僕は左利きではなく右利きになんですが、あえて左手用のトラックボールを使っています。これが便利でなんです。
では、なんで右利きの僕が左手でトラックボールを使っているのか、これにもいろいろとメリットがあるので、今回はその良いところについて書いていきたいと思います。
右手が自由になる
そもそもパソコンで作業する際の右手の役割は、ボールペンを持ってメモをとる、紙の資料をめくるなどであり、キーボード操作に関していうと、エンターキーやテンキーを打つなどががあります(フルキーボードの場合)。
右利きだと、右手を動かすことが多いんですね。だから利き手なわけで当然なんですが。それでトラックボールも右手で使っていると、頻繁に持ち替えることになります。
ボールペンで文字を書きながら、トラックボールに持ち替えて画面を切り替えたり、カーソルを動かしつつテンキーで数字を入力するなど結構手間なんですね。こういった手間が、左手で使うことで省くことができます。
常に右手が空いた状態なので、入力のスピードも上がりますし、メモもとりやすくなります。
テンキーを打てる
そして、一番恩恵を感じるのがテンキーを打てること。仕事柄数字を入力することが多いので、Excelでカーソルを操作しながら、テンキーで数字を入力できるのはかなり効率が上がります。マウスを持って、テンキーを入力してを繰り返す必要がなくなりますからね。
それだけでなく、プリントアウトしたり(Ctrl+P)、ファイルを閉じたり(Alt+F4)などのショートカットキーをトラックボールに左手を置いたまま実行できますし、テンキーだけでなく矢印キーを押してカーソルを動かしたりするのにとても相性が良いと感じます。
キーボードのホームポジションからの距離が近い
これは最近改めて感じたことなんですが、フルキーボードを使っているときのホームポジションからトラックボールまでの距離が左手の方が近くなります。
左手ならキーボードから落とすだけでトラックボールを持てるので行き来が楽ですね。これが右手用のトラックボールだと、キーボード上に矢印キーやテンキーがあり距離があるのでトラックボールまで運ぶ感じになります。ここらへんの手の運びのストレスが少ないように感じます。
使いこなせるまでは苦労した
ただし、左手で使いこなせるようになるまでかなり苦労しました。そもそも利き手ではない左手でマウスを使う際の右クリック、左クリックが逆になるのでまずはそこから慣れる必要があります。
で、最初は左手人差し指でクリックすることに違和感がありますし、ダブルクリックも上手くできません。でも慣れれば右手と同じように操作できるようになります。
その次はトラックボール特有のボール操作です。左手親指でボールを動かすのも微妙なコントロールが難しいです。いつもカーソルを持っていきたいところを行きすぎてしまいます。オブジェクト操作など数ミリを意図して動かすのに苦労しました。ここらへんは使いこなせるまで訓練という感じでした。その訓練を毎日繰り返していれば、今では右左関係なくトラックボールでも使いこなせるようになりました。
まとめ
というわけで、左手でトラックボールを操作すると良いことがありますよということでした。最初は使いこなせなくて逆に効率か落ちていましたが、慣れた今では右手マウスよりも数段効率が上がっています。テンポが違いますね。
もちろん、これいうと元も子もないんですが、フルキーボードじゃなかったり、頻繁にボールペンを握る必要がなければ無理して左手で使う必要はないと思いますす。実際、僕も自宅で使っているMacBookでは右手でトラックパッドを使っていて、全く困りません。むしろ、不思議と左手でトラックパッドをうまく使いこなせない。そんな感じです。
ぜひ、試してみてください。