若いうちにやっておくと良いこと、身につけておくべきこと。
20代に身につけておくことで今後の人生に違いが出てくる、そんな大切な習慣を教えてくれる本を紹介します。
違いの出る男になるために『20代から伸びる人の習慣力』川北義則著
石の上にも三年
最初から仕事がうまくいくことはないですし、会社からも簡単に期待されないでしょう。
ですからまず、3年間は一生懸命にやることです。
お金をもらえるだけありがたいわけです。それで学ぶことができるのですから。
どんな仕事でも喜んでやりましょう。
速さを装備する
仕事がデキる人は、間違いなく「速い」人です。
大切なことは、「集中力と瞬発力」です。
仕事って、歯痛のようなものだと思うんです。痛いなあ、どうしよう、痛み止めを飲もうかなんて考えていても、歯痛は絶対治りません。腹痛や頭痛ならちょっと我慢したり、鎮痛剤で治ることもありますが、歯痛だけは歯医者に行くしかない。仕事も同じで、ただ考えていても終わらない。歯が痛くなったらすぐ歯医者へ行く。それと同様、この仕事はどうすれば正しい処置かを考えて、すみやかにやる。時間がたてばたつほど悪化しますから (P.29)
どんな仕事でも歯痛だと思って、さっさと取りかかってしまいましょう。
メンターを見つけよ
「あの人のようになりたい」
そんな規範とすべき人はいますか?
人生の師(メンター)を見つけ、学ぶことで、大きく成長できるでしょう。
身近にいなければ、さまざまな分野の一流の人でもいいでしょう。
野球選手ならイチロー、サッカー選手なら本田圭佑など、さまざまな人を勝手にメンターとし、どんな考え方、行動をしているか調べてみるのもよいでしょう。
反面教師を観察する
逆に規範としてはいけない人も世の中には多くいます。悲しいかな。
そんな人に対して、ただ嫌だなと思うのではなく、「なぜ、嫌なのか」「どんな行動をしているのか」「どこを直せばいいのか」を観察してみましょう。
そんな部分を他山の石として、自分は振舞わないようにするのです。
他山の石とは、
中国の古典『詩経』にある「他山の石、以て玉を攻くべし」が出典である。もともとは「どこかよその山から出た粗悪な石であっても、それを砥石に利用すれば自分の玉を磨くのに役立つ」という意味である。そこから転じて「他人の誤りを自分の修養の役に立てる」というときに使われる。 (P.60)
自分をバカだと思え
社会に出て経験が浅いうちから、自分は優秀だと思うことは危険です。
自分はわかっている、知っているという感覚は捨てるべきです。
そして自分をバカだと思い、どんな小さな仕事に対してもナメてかかることはせず、積み重ねていくことです。
失敗を恐れない
若いうちは失敗できます。そんなことは会社からしたら想定内です。
決して致命傷になることはありません。
失敗を恐れるのは、失敗をしたことがないからです。
踏み切りを早くし、どんどん行動しましょう。傷ついてもいいのです。
そこから何かを学べばいいのですから。
それが唯一の成長する方法です。
惻隠の情を忘れない
人が困っていることに対して、自分のことのように同情する心です。
若いころにその心を忘れてはいけません。
まとめ
20代のうちに学ぶべきことはたくさんあります。たくさん挑戦し、たくさん失敗することです。
また、内面だけでなく、服装などの外見、お金、人間関係、さまざまなことも大切にしなければなりません。
それが自分の血肉となり、次のステージへ上がるための飛躍につながることでしょう。