『自分を劇的に成長させる! PDCAノート』でPDCAサイクルを回す習慣を身につける!

PDCAノート

よく「PDCAサイクルを回せ」と言われることがあります。

「Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)」からなるお馴染みのフレームワークですね。

しかしうまく回せている人はどれくらいいるのでしょうか。

日々改善していけば、物事はどんどん良くなっていくはずですが、なかなか結果が出ない。成長を感じることができない。いつも同じところでつまずく。

そんなふうに感じていませんか。

ぼく自身、PDCAサイクルについては耳にタコができるくらい聞いてきましたし、理解していたつもりなのですが、はたして日々の仕事の中でうまく回せているかといったら、どうもしっくりこない。

そんなモヤモヤした思いがあり、手にしたのが『自分を劇的に成長させる! PDCAノート』です。

「PDCAサイクルをノートに書く」というこの方法はとてもカンタンで、いままでやったことがない人、うまく回せていない人、PDCAサイクルを理解したい人にとっては助けになる本でした。

まさにPDCAの入門書にふさわしい1冊です。

『自分を劇的に成長させる! PDCAノート』でPDCAサイクルを回す習慣を身につける!

こんな人におすすめ

  • PDCAサイクルとは何か知りたい人
  • PDCAサイクルをうまく回せていないと感じる人
  • ノートに書くのが好きな人

なぜPDCAサイクルを回せないのか?

PDCAサイクルを回せと言われますが、うまく回せていない。

  • 同じようなミスを繰り返す
  • 良い結果を出せない
  • 成長を感じない

こんなふうに感じている人は多いはずです。それはなぜでしょうか。

それは「PDCAサイクルの回し方を知らないから」と本書では述べています。

仕事をやる上で「PDCAとはなんぞや」ということを体系的に教えてもらえることは稀でしょう。あったとしても「PDCAサイクルを回しましょう」と資料に書いてあるくらいです。

誰にも教わっていないから、だから回せない。

そこで最もカンタンな方法が本書で述べている「PDCAノート」です。

必要なのはノートとペンだけ。

1日5分もあればPDCAサイクルを回せます。

できる人ほどPDCAをしっかり回すことで成長していきます。
できない人ほどPDCAを回す習慣がありません。
これは言い換えると、できる人は計画を立て、実行をし、しっかり学び、同じミスはしない。だから、経験が血肉になり、能力値もどんどん高まっていくのです。
できない人は、何度も同じ失敗を繰り返してしまいます。反省点はわかっているけど一向に改善できない、そもそも課題や問題点がわかっていない人。
つまりは、「成長しない人」です。
「失敗は成長の糧」と言いますが、糧を得ているはずなのに、まったくそれが生かされません。失敗したらしっぱなし、何度も同じ失敗を繰り返します。
一方で成長する人は、失敗や経験を確実に自分の糧にします。一度したミスは二度と起こさない。経験から新しい仮説を立てて、計画や行動を改善し、次に生かす。こういった人は、成功していく可能性が非常に高いということは、誰にでもわかるはずです。(P.32)

では、「PDCAノート」とはどんなものでしょうか。

PDCAノートとは?

ノートの見開き1ページを使ってPDCAサイクルを書き込む方法です。

用意するのはA4サイズ以上のノートです。あまり小さいノートだと書くスペースが少ないので、本書では大きめのノートを勧めています。

▼そのノートを開いて4本の線を引きます。それを日付・タイトルとPDCAの部分で分けます。
PDCA

ここに日々のPDCAを書き込んでいくわけですね。ノートでPDCAサイクルを表現しようというわけです。

そして「P・D・C・A」を書き込んでいきます。

Plan(計画)

  • 時間軸を記入する
  • 手帳から予定を転記する
  • 自分とのアポを入れる

Do(実行)

  • 実行したこと・事実を書く
  • その都度書き込む

実行したことを書くのは、計画と現実のギャップを知るためです。

Check(評価)

自分視点での気づきを書きます。

  • うまくいった原因
  • うまくいかなかった原因

Action(改善)

より良くする行動を書き出します。

▼こんな感じですね。
PDCA

高速でPDCAサイクルを回すとは、PDCAを毎日行うこと

ノートにPDCAを書き込んでいく作業は毎日行うことです。

仮に1か月に1回しか書かなかったらどうでしょう。改善するチャンスが1回しか訪れないことになります。1年を通しても12回しかできない。

1週間に1回なら年間52回になります。

しかし、毎日行えば365回も改善するチャンスに巡り合うわけです。

PDCAサイクルのキモは気づいたことを次に生かすことなのですが、ほとんどの人はこれができていない。「PDDD」とやりっぱなしになっています。

しかし、毎日PDCAサイクルを回し続けて改善していけば、すさまじいスピードで成長できると思いませんか。

PDCAとは、いわば試行錯誤することですから、毎日回していけば、目標やプロジェクトに対して軌道修正できるタイミングが増えます。

うまく微調整しながら進むことになるので、より早く確実に目標を達成したり、プロジェクトを成功させたりすることにつながります。

PDCAサイクルを高速で回すと、成長するスピードが上がるわけです。

PDCAノートで成長の螺旋階段を駆け上がる!

「PDCAサイクルを回せ」と言われても、それは目に見えないのでなかなか実行されていると実感しにくいのも事実です。なんとなくやっている。

しかし1冊のノートにPDCAを分けて記入することで可視化することができます。これによりPDCAを確認しながら仕事を進めることができますので、より確実にPDCAサイクルを回せるようになります。

また本書ではPDCAを習慣化するためには、

  • 時間や行為とセットにすること
  • すぐに、カンタンにできること
  • やることが決まっていること

が条件になってくると考えています。ノート1冊あればそこに書き込むだけですから、PDCAサイクルを習慣にしやすくなります。このフォーマット化の良さはあなどれません。

とてもわかりやすくまとめられている1冊なので、PDCAサイクルを理解するには十分です。

これからPDCAを回してみたい人、うまくいかずに悶々としている人、成長を実感したい人にはおすすめの本です。

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