「なれる!SE7目からウロコの?客先常駐術」は胃が痛くなる

今回も「なれる!SE」シリーズを読みましたので紹介したいと思います。第7巻は「目からウロコの?客先常駐術」という話でした。

「なれる!SE6楽々実践?サイドビジネス」はいつもと違う短編集

主人公の桜坂工兵くんと上司の室見さんの2人が、とあるプロジェクトでお客さんの会社に常駐することになります。でもそこがブラック中のブラックの企業で、ひどい案件に放り込まれたわけです。

今までにないくらい八方塞がりの状況の中で工兵くんが奮闘することになります。

客先常駐も甘いものではなかった

いつものように社長の無茶振りで顧客先に常駐することとなった2人。新卒の工兵くんは、一流企業に常駐できるということでワクワクしています。

でも、実際に客先のオフィスに行ってみると、そこは劣悪な環境でした。建物が古かったり、デスクはガタつくし、狭い部屋に家畜のごとく詰められて仕事をすることになります。

さらにパソコンやネットワークの環境も整っていなくて、いちいち申請を出さないとアプリケーションが使えなかったり、データも持ち出せなかったりしてなかなか仕事が進みません。

それにもかかわらず、どんどん仕事は山のように降ってきますし、深夜作業なんて押し付けられることになります。

どうやら赤字プロジェクトらしく、企業の不穏な動きが裏であるようです。

そんな中、例のごとく工兵くんが、今回の話のキーとなるある女性と絡み、なんとかできないか奮闘することになります。

今回に至っては、工兵くんの上司の室見さんもかなり無理をしているようです。室見さん大ピンチ!

まとめ

今回の話は、この「なれる!SE」シリーズの中でも一番苦いというか、後味悪いなぁと感じさせてくれるものでした。

でも、著者のあとがきで、こんなことは現実にも珍しくないことが書かれていました。

「どれだけSEって大変な仕事なんだ」と思いつつも、そう考えると今の自分の働き方って案外人間味のあるものなんだとつくづく思えますね。

だからこそ、自分の力を発揮して仕事を着実にこなしていくことが大事なんだと改めて思い知らされました。

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