本を読んだだけだと、内容のほとんどを忘れてしまいます。
人間は忘れる生き物ですから、本を閉じて本棚に戻してしまうと、数日後にはどんな内容だったか忘れてしまいます。
ぼくの経験上、本を読み終わって、別の本を読み出してしまうと、以前に読んだ本の内容を見事に忘れてしまいます。
せっかく読んだ本ですから、内容はある程度覚えておきたいですよね。 詳細に覚えていないにしても、せめてどんな本だったかは思い出せるようにしないともったいないです。
ただ単に面白かった、よかったと言えるけど、「具体的にどこが?」と聞かれたら答えられない。
そんなことにならないように「読書メモ」を残してみましょう。
本のメモを残す
読書メモとは簡単に言えば、本の内容を別に記録しておくものです。要約とも言えるかもしれませんが、そこまで固いものではなく、自分用のメモの感覚です。
本を読んでいるときに、線を引いたところや自分が本を読んでいて気付いたこと、思いついたアイデア、著者が言いたいこと、どんな本か一言でいったらということをパソコンに入力していきます。
ぼくは以前は、手書きでノートに書いていたのですが、これが面倒くさい。
手書きだと時間がかかる割には、見返さなかったので、結構なムダだったと思います。
ですから、できるだけ手間のかからないように残しておきます。
線を引いたところ全部を打ち込むのではなく、本当に重要なところだけにします。 時間をかけるのはよくないので。
ぼくは半日とか1日かけて、この読書メモを作っていましたが、時間をかけるのは本当にもったいないです。 労力をかけるわりにはそれに見合わないと思ったので、復習のつもりで10〜20分程度で時間を決めて重要なところだけ入力しましょう。
エッセンスだけでいいんです。簡単にします。
まとめ
これで抜粋本のできあがりです。 読んだままで終わらせず、復習の意味も兼ねて、本を振り返ることで記憶に定着しやすくなります。圧倒的に違います。
ぼくは、本のまとめをするようになってから本の内容をある程度思い出せるようになりました。
本の内容を覚えておけば、実践で動くときに、ここを気をつけようとか、本に書いてあったことをやってみようと、その場で動けるようになります。
できるだけ、読書メモを繰り返し読むことで、身になりますし、その中でも自分に本当にフィットするものは、ずっと自分の中に残る行動原理になります。
時間を大切に使おうとか、食事に気をつけるとか、仕事ではスピードを重視してやってみようとか、ある状況になると、本の内容がふと浮かんでくることがあります。
本の内容を逐一全部、残そうとすると手間ですから、自分が本当に大事だと思った箇所だけを打ち込むことをおすすめします。