『ユダヤ人大富豪の教え』の著書などで有名な作家、本田健さん。著書の累計販売冊数は680万部だそうです。
日本を代表する作家であり、何冊が著書を読んだこともあり、とても感銘を受けた著者の一人です。
普段はメディアに露出することはなく、どんな人かなぁと気になっていたのですが、この度、わざわざ広島でセミナーをやってくださるということだったので参加してきました。
2015年11月14日開催!「大好きなことをお金に換える7つの秘訣」
今の世の中は、好きではないことをして生きている人が多いです。その一方で、大好きなことをやってお金を稼いでいる人もいます。その違いは何でしょうか。それが今回のセミナーの中身です。
生の本田健さんを見ましたが、髪が長く、少しふくよかな方でした。全然イメージと違いましたね。
子供の頃は、文章を書くのは得意ではなく、通信簿の国語の欄は、いつも「3」だったそうです。その代わり、備考には「おしゃべりはやめましょう」が毎年書かれていたそうです。
書く才能よりも喋る才能はあったと。しかし、文章にするのも話言葉を文字に置き換えるだけ。
育児セミリタイア後に、作家になるために関連の本を5冊くらい買って、チェックシートをやってみたところ、1つもチェックが付かなかったそうです。
以下は、メモの内容
多くの人が好きなことをやって生きていきたいと思ってる。しかし、大抵はそれでは食ってはいけないと思っている。
しかし、好きなことをやらないと食っていけない時代が来る。
時間は未来から現在に流れてくる。どういう未来が理想なのか、選択肢はたくさんある。
その理想の未来を掬うだけ。
世界中で使われている言語の中で日本語は1%未満。ほとんどは英語と中国語。広島出身であれば、英語を話せないと恥ずかしいと思え。
これからは、二極化がますます進む。
お金持ちの人はますますお金持ちになり、貧乏な人はますます貧乏になる。
なぜなら、住む世界が違うから。
どんな時代でも、大好きなことをやって豊かに生きる人の特徴
- 夢や目標がある
- 自分らしさを軸にしている
- いつもワクワクすることを追いかけている
→3歳の子供が、朝起きたら手帳でTODOリストを見ない。面倒くさいからと二度寝はしない。すぐに走り回る。 - お互いに応援し合う友人、仲間がいる
→同じことをやっても年収が1,000倍違う。その違いは応援してくれる人の数。 - 常に時代の流れを味方につけている
大好きなことをお金に換える7つの秘訣
- 大好きなことをやって生きると決める
- 複数の才能を見つけて、磨く
- キャッシュポイントを発掘する
- エッジの立った商品・サービスを開発する
- 多くの人に愛されるブランドを構築する
- お客さんを見つけてもらう仕組みをつくる
- 人気と人望を高めて応援を受け取る
人生は思っている以上にドラマチックである。
次元上昇するもの。
人気者とは人の気を集める→21世紀型のスキル
芸能人などでよくあるが、人気のある人は人望を作っておかないと、人気が下がったときに消えてしまう。人望があれば、チャンスが巡ってくる。
なぜ大好きなことを中心に生きないのか。大好きなことに関する5つの誤解
- お金がないと、大好きなことはできない
- 大好きなことをやるのは、自分勝手だ
- 大好きなことは、(頭で)考えれば見つかる
- 大好きなことをやれば、ネガティブなことは感じないで済む
- そもそも自分には「大好き!」と思えるようなことが見つからない
頭で考えるのではなくハートで感じるもの。ハートで感じていないと回路が錆び付く。
よくでてきたキーワードは「実験」
試してみることに損はない。本を書きたければ、まず一行目を書くこと。
大好きなことがお金につながる8つのこと
- 眠れる才能が目覚める
- 自然に熱中できて、才能が開花される
- クリエイティブなアイデアが見つかる
- クオリティが高まり、存在価値が高まる
- お金への執着心が和らぐ
- 情報が伝播して、口コミが起きる自分のハートに火をつける
- たくさんの人が、お金を連れてやってくる
- 新たなチャンスに恵まれる
大好きなことが見つかる魔法の質問
- 日常の中で、ワクワクする時間は?
- 子供の頃に大好きだったことは?
- ついつい、時間やお金を使ってやってしまうことは?
- 10億円あったらやりたいことは?
- 一生やってはいけないと禁止されたら、とても耐えられないことは?
才能とは
- 自然にできること
- 他の人よりも上手にできること
大切なのは、自分の居場所を間違えないこと。
ブランド化5つの視点
- 自分らしさを出す
- ウリを明確にする
- 共感・感動される仕組みを持つ
- 社会へのインパクトを設計する
- 信頼に足る実績を作る
ビジネスを探し当てる仕組みのつくり方
- 理想のお客さんを明確にする
- 複数のメディアを利用する
- 露出をコントロールする
- シンクロニシティを意図的に生み出す
- “運命”の出会いを演出する
ビジネスIQ・EQを高める
- 資産と負債の違いを知る
- 投資と消費の違いを知る
- キャッシュフローを理解する
- 世の中のお金の流れを観察する
- お金に縁のある人と付き合う
- お金を気持ちよく受け取る
理想の人生を生きるために今からできる5つのこと
- 理想の人生を明確にする
- 自分の未来を信じる
- お金と等身大に付き合う
- 直感に従い、シンクロニシティを意識する
- 毎瞬、最もワクワクすることを選ぶ
第2部は対談形式。印象に残った部分を
一流の人は寝ることに貪欲。
人は嫌いなことと怖いことを混同している。怖いけどやってみたいことはワクワクの裏返し。
第3部はQ&A
Q.独立したいが妻の理解を得られない
どういう状態でも「ありがとう」と言えるか。妻の声を「神の声」として聞く。お試しが来ていると思え。
大丈夫じゃない可能性を管理する。「君が全て正しい」と言えば「どこが正しいの」と言われる。それを説明する。
「ごめんね、でも許してくれるよね」で来られると許せない。旦那さんを応援する権利を与えてあげないといけない。
期待した瞬間に(相手に)義務になる。大切なのはIメッセージ。
Q.本を出版したい
本当に本を書きたかったら、一行目を書きましょう。「はじめに」で何を書きたいか。
作家は、いずれ作家になると思っているから、今も書き続けている。実験した過程をブログに公開する。
さいごに
本田さんは、想像と違っていたのですが、関西出身ということで、時折笑わせてくれました。質疑応答でも、まるで質問者の状況を知っているかのように、的確に指摘していました。
大切なことは、自分の心(ハート)で感じることなんだなと。大人になっても子供のように純粋な心を持ち、それを塞ぐことがないように育てていくこと。
最初は小さいことでも続けていけば、才能は開花する。それからもずっと続けていけば、キャッシュポイント(人がお金を払ってでもそれもしてもらいたいと思えること)が訪れます。
本を出したいと思いながら、何もしていない人もいます。「将来は本を出版したいと思っていて、ブログを書いているのですが・・・」と言える人は強い!!
他人は自分のことを心配はしてくれますが、自分の人生にそこまで深く関わってはくれません。
結局は自分の人生を生きるのは自分なんだなと。誰かに何かしてもらおうとか、自分を信頼しきれないと良いことにはならないんだなぁと思いました。
それとお金は結局、人が連れてくるわけですから、人を大切にできるかということ。応援してくれる人を増やすということがありましたが、自分が得意なことで人を喜ばせることができるか。それも大切なことなんだなと。
まずは、自分の直感を大切にしたいと思いました。
最後に本田健さんからのメッセージを。
「諦めなければ道は開けます。ぜひ止まらないでください」