『7つの習慣』を鋭意読書中です。今回は第三の習慣「重要事項を優先する」です。
どのように行動していくかですから、とても重要な習慣です。ともすれば、自制する心を失ってしまい、怠惰な生活になりやすいものです。
長期的な視点で考えることができるかが肝になってきます。
第三の習慣は、第二の創造、つまり物的創造を行なうことである。これは第一の習慣と第二の習慣の自然な結果であり、それを具現化することである。そして原則中心になるために「自由意志」を発揮することであり、毎日の瞬間瞬間における実行なのである。(p.208)
自己管理を可能にしてくれるのは自由意志だけです。意思決定をし、それに従って行動する。周りに左右されず、自分の目的に沿って行動する。
時間管理のマトリックス
重要事項を優先するための行動管理の方法として、時間管理のマトリックスがあります。
これは、緊急度と重要度の二軸で表したものです。
この「第二領域」がとても大切になってきます。いますぐ必要ではないですが、長期的に見るとやっておかないと後になって緊急的な対応を迫られるようなことです。
例えば健康管理などがそうです。いまは病気ではないからと、暴飲暴食をしていれば、将来的には肥満などで生活習慣病になってしまうかもしれません。
ですから、緊急ではないが、重要なこととして食事に気をつけたり、運動をしたりする必要があります。これが第二領域を重要視する理由です。
そのためには、本当に重要ではないことに「ノー」と言う必要が出てきます。本当に自分の価値観に関係するものだけに取り組んでいくことです。
週単位の計画を立てる
一日単位の計画を立てると、日々の緊急的な対応に迫られることになります。長期的視点が取れず、バランスを欠いたものとなります。
そのため週単位の計画を立てることを重視しています。
一日単位で計画すれば、仕事の日もあれば、休みの日もあり、バランスを取りにくいですが、一週間という単位で考えると、その週の中で行動管理することができますので、バランスを取ることができます。
おわりに
自分にとって重要なことというのは、よく自分に問わないとわからないものです。単発的にその場の思いつきだけで行動することが、必ずしも長期的にみて良いことばかりではありません。
仕事が忙しいからと、家庭を疎かにしていては、家族との関係も悪くなります。自分にとって何が重要で、何を優先すべきか。
この優先順位をつける能力というのはとても大切ですね。