これから先どうなるのだろう、今のままでいいのだろうか。
こんなふうにいろんなことを心配していませんか?
確かに先行きが不透明な時代で、不安も多いことでしょう。
そんなときだからこそ、やるべきことはシンプルに。
そんなことを教えてくれる本を紹介します。
シンプルに「いま」「ここ」を生きる『心配事の9割は起こらない』枡野俊明著
「いま」「ここ」に集中する
不安なのは、先が見えないからです。
それを妄想して、思い込んでしまうから不安に陥ってしまいます。
仕事にしても何にしても、取りかかる前はできるかどうか不安です。
しかし、やってみれば意外と大したことはなかったと感じることはありませんか?
不安なのは正体がわからないからです。
わかってしまうと心が軽くなります。
余計なことを考えず「いま」「ここ」に集中することで心配事から解放されます。
実態がわからないままのものは考えないことです。
わからないんですから。
「一息に生きる」という禅の言葉があります。
ひと呼吸する瞬間を丁寧に生きるということです。
まさにこの瞬間に何をすべきかを考えることです。
時間を大切にする
現代人は忙しいです。
朝からバタバタと過ごしていては、時間に使われる人生を送ることになってしまいます。
時間に使われるのではなく、時間を使い切る、24時間を主体的に生きることです。
そのためには、朝の時間がとても大事です。
ほんのちょっと早く起きてみましょう。
最初は5分、10分でいいです。
その分、朝は余裕ができたことになります。
窓を開けて部屋の空気を入れ替え、深呼吸をする。
朝食はゆっくり食べる。
本を数ページだけ読んでもいいでしょう。
そうやって贅沢な朝を迎えることで、時間に追われることなく、余裕のある一日を送ることができます。
朝を大切にすることがシンプルに生きる秘訣です。
夜は情報を遮断する
昼間に慌ただしく過ごして家路につき、夜もネットなどで情報を取り入れて、いろいろ考えたりしていると、心が休まるヒマがありません。
次の日を気持ち良く迎えるためにも、夜はまったく情報を入れないようにします。
そして、心穏やかにリラックスすることです。
おいしいものを食べ、家族で団欒する。
音楽を聴いたり、ゆっくりお風呂に浸かったりしましょう。
夜を穏やかに過ごすことで、心も休まります。
まとめ
モノを減らしたり、やることを減らす。
禅の教えでもある「執着から離れる」ことです。
そうやって限りなくシンプルに生きることで心配がなくなるのではないでしょうか。