ランニングでタイムを上げようと思ったら、ただ走っていればいいってものでもありません。
走るだけでは鍛えられない筋肉もあります。「走る」とは別の動きをする必要があるんですね。そうすることでタイムを向上させるだけでなく、ケがの予防にもつながります。
今日はぼくがランニングの前にやっていることを紹介したいと思います。
「ランジ」をすると筋肉に刺激が入るので脚がよく動く!
大股で脚を前方に出す
「ランジ」とは、フェンシング用語で「突き」「突っ込み」などの意味を持つランジ(lunge)からきているのですが、その名のとおり身体を前に突っ込むようにして体重を移動させる動作です。
直立の状態から脚を前方に大きく出し、着地したら膝が90度以下になるまで重心を下げます。
これにより、太ももの筋肉である大腿四頭筋やハムストリングス、股関節部、臀部などに刺激を入れることができます。
またこの動きで正しい体重移動を覚えることができると、ぶれないフォームにつながります。
フラフラしないように膝は真っすぐ
ポイントは、脚を前に出したときに膝が内側に入らないことです。筋肉が十分鍛えられていなかったり、バランスが悪いとフラフラしてしまいます。
そうならないように脚を真っすぐ前に出し、上半身がフラフラしないようにバランス良く行うことが肝心です。
こうやって1回ずつ丁寧に行うことで筋力が鍛えられます。
筋肉も鍛えられ、柔軟性もアップするので脚がよく動く!
ぼくは、ランニングの前にこのランジを10〜20回程度やってから走り出しています。ただの柔軟体操だけではもの足りないのですが、このランジをやると筋肉に刺激が入るだけでなく、股関節周りを柔らかくすることにもつながるので、走るときによく脚が回ります。
これをやらないと走る気にならないくらいです。
ちなみに今回紹介したのは、いわゆる前に出す「フォワードランジ」といわれるもので、横に脚を出す「サイドランジ」なんてトレーニングもあります。
ランニングってのもただ走ればいいってものじゃないんですね。地味ですが、こういうことも続けているとタイム向上やケガの予防につながるんですね。