突き抜けろ!『2%のエース思考 – あなたはいつまで「同期」の中に埋もれているのか?』小杉俊哉著

エース思考

社内で仕事ができる人は少なからずいます。おそらくそれはトップ2%くらいの人。そんな「エース」と呼ばれる人たちは普通の人と何が違うのか。

どこの会社のエースにも「基準」があります。それを明らかにしたのが本書です。

仕事に対する考え方の参考になりましたので、さまざまな基準がある中で印象に残った部分を紹介したいと思います。

突き抜けろ!『2%のエース思考 – あなたはいつまで「同期」の中に埋もれているのか?』小杉俊哉著

エースは「自律」している

本書の冒頭でこう結論づけています。エースとは「自律した人材」であると。

会社に入ったのも、今の仕事をやっているのも、今日現在会社にいることを選んでいるのも、すべて自らの責任においてなのだ。

だから結果も含めてすべて自分で責任を負う、という覚悟を持って行動すること、それが自律だ。(P.17)

上司から言われたことをただ単純にこなしているだけでは、「他律」にすぎません。

いまの会社で今日も働くことを決めているのは紛れもなく自分自身です。いつでも辞めようと思えば辞められるはずです。いつでも辞められると思って肚を括ってやったら怖いものはありません。

だからこそ、自分の責任を放棄して働くのではなく、自らビジョンを持って主体的に働くこと、自律意識を持って働くことが大切です

エースは「学び続けている」

才能や能力だけでエースになることはありません。学習する機会を追求し続けているからこそ成長できるんです。

世界的なデザイナー、コシノヒロコさんやコピーライターの大御所、秋山晶さんを例に出し、年齢を重ねても学び続けることが一流であり続けるために必要だといいます。

彼らに共通するのは、何歳になっても、好奇心を持ち、その対象に対して「素直」であること。「熱心」であること。そして、「勉強好き」であるということだ。(P.71)

一流大学とか一流企業とか関係ありません。学ぶことをやめて現状に満足してしまうと成長は止まってしまいます。たとえ、出発点が低くても学習し続けることができれば、いつまでも成長し続けることができます。

エースは「口から出る言葉」を大切にする

「心」は自分の発する言葉からでき上がっている。

飲み会で愚痴を言う。上司の悪口を言う。そういった汚い言葉は自分の脳の中に蓄積されていき、思考を埋め尽くしてしまいます。

相手を批判しても決して良い気分にはならないでしょう。

大リーグで活躍する選手、かつて活躍した選手が、たとえば、イチローが、松井秀喜が、野茂英雄が、黒田博樹が、誰かに対して文句を言っているのを聞いたことがあるだろうか?(P.166)

超一流のスポーツ選手はインタビューで決して悪く言うようなことはありません。必ず自分の役割を果たすために何をすべきかを、チームメイトを尊敬しているかを、ファンへの感謝を口にします。

その「ひとこと」を大切にすることで超一流の選手になったわけです。

ですから、普段の生活で否定的な言葉を口にするようでしたら、口癖を変えなければなりません。

エースとは自律した人材ですから、決して他人のせいにせず、自分で責任を持って行動する必要があります。

前向きな言葉を口にすれば意識に変化が起きてきます。

意識が変われば行動も変わってきます。その行動がそのまま成果につながってきます。

汝自身を律し、挑め!

エースとは、あくまで自律している人間です。

上司に言われた目の前の仕事を単純作業としてこなしているだけだと、どうしても近視眼的になります。そういった仕事のやり方には価値がなくなってくる時代になりつつあります。

ですから、将来に向けたビジョン、もっといえば野心を持ち、それ実現するために自らはたらきかけていく。

そして、自分に必要なことであれば学び続ける。

決して他人は非難せず、自分の言動に責任を持つ。

主体的な態度で仕事に臨むこと。これが大切ですね。言葉を大切にしていれば自律した人間になれるのではないでしょうか。