前回「「MacBook Pro」のUSB Type-Cに対応している4Kディスプレイを調べてみた」という記事でも書いたとおり、自宅にも外部ディスプレイが欲しいなと思っていました。
仕事場では自分でLGのディスプレイ「24MP88HV-S」を2台持ち込んでデュアルディスプレイ環境で仕事をしています。作業領域が広がるので快適に仕事ができます。
▷27インチディスプレイLG「27MP89HM-S」を買ってみた
自宅でもブログを書いたりいろいろと作業することが多いので、効率を上げるためには外部ディスプレイがあった方がいいです。「13インチMacBook Pro」で複数のデスクトップを切り替えて作業をしているのですが、こまめに切り替えたりするのが面倒ですし、作業領域も狭いと感じるようになってきました。そろそろ広い画面で作業をしたい。
というわけで、いろいろと調べた結果、LGの4Kディスプレイ「32UD99-W」を購入しましたので紹介したいと思います。
LGの4Kディスプレイ「32UD99-W」を買いました
候補がいくつかあり、いろいろと悩んでいたのですが、なぜ「32UD99-W」にしたかというと、一番の大きな理由は「4辺フレームレス」だったから。今、仕事場で使っている「24MP88HV-S」も「4辺フレームレス」で、ベゼルが極端に狭く、「ほぼ画面」という感じなのがシンプルで気に入っています。余計なものがないと作業に集中できますし、それに画面を見ていて気持ちがいい。なので今回は「32UD99-W」を選びました。
届いたディスプレイ「32UD99-W」がこちらです。31.5インチのディスプレイなので箱はかなり大きいですし、重いです。中は発砲スチロールで保護されているので、配送段階で画面本体に傷がつくということはなさそうです。実際、開封してみても問題がなかったので良かったです。
こちらがディスプレイです。31.5インチでかなり面積が広いです。「4辺フレームレス」なので余計な部分がないことが分かります。
こちらがスタンド一式です。ディスプレイを上下に動かせる機能があるためスタンドが長めですね。
この「アークラインスタンド」が曲線を描いたシンプルなデザインで気に入っています。僕がLGのディスプレイを購入するときはこのスタンドのものを購入するようにしています。
同梱物は豊富にあります。CD-ROMの取扱説明書、簡単セットアップガイド、保証書、電源コード、AC-DCアダプタ、HDMIケーブル、DisplayPortケーブル、USB Type-Cケーブル、USB Type-C-A 変換コネクタが付属しています。自分で改めて購入する必要はなさそうです。
ディスプレイを組み立ててみました。スタンドはディスプレイの背面にはめるだけですし、スタンド下部のネジも手で締めることができますので、ドライバーなどの道具は必要ありません。
設置してみると分かるのですが、「ほぼ画面」ですよね。どこから見ても真っ黒な画面が「どん」とある感じ。シンプルなデザインがとてもいいですね。
背面が真っ白なのもお気に入りポイントです。本体が黒いとどうしても機械的な重厚感を感じてしまうのですが、白いと爽やかでスタイリッシュです。これも僕がLGのディスプレイを購入するときの基準にしています。
背面はこんな感じで入力端子があります。USB Type-C、DisplayPort、HDMI×2、USB×2、ヘッドホンジャック、そして電源。かなり豊富ですね。「USB Type-C」に対応しているので、「MacBook Pro」と接続できるのが嬉しいところ。
ディスプレイは上下に110mmの範囲で動かすことができます。写真は一番下まで下げたところ。自分の見やすい位置にすることができます。
「32UD99-W」に電源コードをつないで、MacBook Proと接続してみました。並べてみるとこれだけ表示される範囲が違います。
一番のお気に入りポイントがこの「4辺フレームレス」デザイン。シルバーのベゼル部分の幅が1.3mmしかありません。
この黒い非表示領域部分を合わせても上下左右全てが1cm未満という極薄のディスプレイになっています。不要な部分がないため、これなら画面の中の世界に没入することができます。
画面中央下部に物理ボタンがあり、ここを押すと明るさやカラーを調整することができます。
ピボット機能もあり、画面を縦向きにすることができます。ブログなどのWebサイトは縦にスクロールするので一覧性に優れています。でも、さすがに長すぎるんじゃないかと思うくらい長いです。
ちなみに、画面は360度回転するわけではありません。右に90度回転できるだけです。また、デメリットとして、画面を一番高い位置にしたとしても、そのまま回転させるとスタンドと干渉してしまいます。
なので、画面を手前に傾けた上で回転させる必要があります。ちょっと不便ですね。まぁ、縦向きで使うことはほぼないと思います。
アダプタが大きすぎる
一番ビックリしたのがアダプタの大きさです。今までこんな大きいアダプタは見たことがありません。
「iPhone XS」と比較してもこの大きさ。
かなり大きいことが分かります。これは置き場所を考える必要がありますね。
使ってみた感想
4辺フレームデザインが秀逸
まずはデザインが優れています。「4辺フレームレス」デザインは他にはなかなかありません。他のメーカーのディスプレイでフレームレスを謳っているものでも、下部のフレームがあるモノが多いです。そんな中、このLGのディスプレイは「4辺フレームレス」デザインを採用しています。この無駄なものを削ぎ落とすシンプルなデザインがとても気に入っています。
31.5インチの4Kで表示領域が広がる
31.5インチの4Kディスプレイということで、表示領域が格段に上がりました。一画面に表示できる情報の量が増えたので、単純にスクロールが少なくて済みます。1画面にウインドウを2つ並べても全然余裕で作業ができます。今までは、ちまちまとデスクトップやウインドウを切り替えていましたが、そういった使い方は減りそうです。
31.5インチのディスプレイは大きすぎやしないか心配していたのですが、自宅のデスクの上に置いてみると、意外とそんなこともないなと感じました。フレームレスのおかげですね。
4Kは高解像度(3840×2160)なのできれいです。肉眼ではドットがほぼ分からないくらいきめ細かいですし、写真や動画の美しさを堪能できます。アンチグレアなので目にも優しいです。
USB Type-C接続が可能
今回、「32UD99-W」を購入する決め手の1つとなったのが、「MacBook Pro」とのUSB Type-C接続です。付属のケーブルをつなぐだけでデータ転送できます。遅延もありませんし、快適に作業できます。そしてMacBook Proの充電もできます。これが嬉しいですね。MacBook Proのアダプタが不要になります。
また、スピーカーも高出力のものを搭載していて音質が良いです。サウンドに深みがあるというか奥行きがあります。MacBook Proのスピーカーより全然いいですね。全画面で迫力ある動画を見ているときはシアターって感じです。
デメリット
デメリットとしては、僕が使っているデスクが自作したというのもあり、多少グラつくというのもあるのですが、ディスプレイが割と揺れます。特に高い位置にしているときにグラグラしますね。スタンドが細身ということもあるのでしょうが、これはディスプレイアームで固定した方がいいでしょうね。その方が4辺フレームレスデザインの良さも引き出せますし。
それから、画面の高さを調整できるのですが、固定はできませんので、一番下まで下げた状態でディスプレイを移動させるために持ち上げようとするとディスプレイだけが上に上がります。ここは注意が必要です。
まとめ
今回購入した「32UD99-W」を紹介しました。
31.5インチという大画面で4Kなので画面がきれいですし、表示領域も広くなったので、とても快適に作業できるようになりました。やっぱり画面が広いって正義だなと感じました。
それから、今まで「MacBook Pro」で作業していたのですが、画面を見下ろす姿勢になるので、どうしても首や肩が凝ります。「32UD99-W」にしてからは、目線の高さに画面を合わせることができるようになり、真っ直ぐ前を見る姿勢になったのでラクになりました。
ただ、大画面の割にスタンドが細いので、少し貧弱な印象は否めません。せっかくの「4辺フレームレス」を活かすのであれば、ディスプレイアームは欠かせないでしょう。こちらも導入を考えてみたいと思います。
▷エルゴトロンのモニターアーム「LX デスクマウントアーム」は自由自在に動かせて作業環境が快適になった
あわせて読みたい
- 「MacBook Pro」のUSB Type-Cに対応している4Kディスプレイを調べてみた
- 27インチディスプレイLG「27MP89HM-S」を買ってみた
- Thunderbolt Displayが大画面でめっちゃ見やすい
- エルゴトロンのモニターアーム「LX デスクマウントアーム」は自由自在に動かせて作業環境が快適になった