1年間で本を300冊以上読んで分かった7つのこと

読書

ぼくは本を読むことが好きです。

子どものころからまったく本を読まなかったのですが、ここ数年は精力的に読むようになり、気がつけば、毎日読まないと気が済まないレベルになっていました。

その結果、2014年に読んだ本の数は300冊を超えました。これだけ本を読んでいると複数の本で同じことが書かれています。

ビジネス書や自己啓発本を多く読んでいるということもあるのですが、いろいろな本に共通していることをまとめてみたいと思います。

1年間で本を300冊以上読んで分かった7つのこと

1.本を読みなさい

いろいろな著者が共通して書いているのが、「本を読め」ということです。みなさん成功する前から本を読まれています。

本田直之さん、勝間和代さん、渡邉美樹さんなど、いろいろな方が言われることです。

確かに本を読むというのは簡単ですし、情報を取り入れる方法としては最も効率がいいです。

新聞や雑誌よりもスピードでは勝てませんが、内容の濃さでは本に軍配が上がります。出版社でさまざまなフィルターをかけられるので嘘は書けませんし、ページ数も多いのでかなりの知識を得ることができます。

今ではネットで誰でも簡単に情報発信できるのでネットの情報は玉石混交なところもあります。個人的な意見もありますから、信憑性の面ではネットはそこまで深い知識を得ることはできません。

先達の経験が詰まっている本を読めば経験を擬似体験できますし、「自分だったらどうするだろうか」と考えながら読むことで、実生活にも生かすことができます。1冊1,500円という安価でありながらとても役に立つ。だから本を読めということなのでしょう。

2.ポジティブ思考になりなさい

これもいろいろな本で共通していることですが、物事をポジティブに考えることができるというのは仕事やプライベートに限らず、人生全般においてとても重要なことです。

仕事などでいろいろなことが降りかかってきたり、難しい問題が起こったりしますが、そのときに、ネガティブに考えているとまったくうまくいきません。

「できないかも」と考えていると本当にできないんですよね。逆に楽観的に構えていた方が、楽しく仕事ができますし、いい解決策が思いついたりします。

物事のマイナス面ばかりを見るのではなく、プラスの面を見ることが楽しく生きる秘訣ですし、現代社会ではうつ病などの精神疾患が多いのも、悲観的に考えてしまうからでしょう。それだけポジティブに生きることは難しいのです。

ぼくもうまくいっているときはポジティブに考えられますが、何か困難にぶつかったときに、へこんでしまいます。そのときにどれだけ早く立ち直れるか、陽気になれるかということです。1つの出来事に対する解釈の仕方と言ってもいいです。

3.変化を受け入れなさい

現代社会は特に変化が激しいです。IT分野などではどんどんサービスが増えています。

終身雇用も崩壊し、同じ会社に定年まで勤めることは難しくなっています。そもそもぼくらには定年があるかどうかもわかりません。

そんな時代に同じところに留まっていては、社会から取り残されていきますし、年をとったときにリストラされるかもしれません。

変化に対応しないということは現状維持ではなく衰退を意味します。今あるスキルが古くなり、将来は使い物にならないかもしれません。

周りからの変化に対応できるように、自分自身も変化させていく必要があります。常に同じ考え方をするのではなく、異なる考え方を受け入れることで柔軟になれます。

新しい考え方を取り入れることが大切だということです。

人類だけでなく、生物全般においても、変化する環境に適応してきました。進化ということです。

新しい環境に身を置いてみたり、いつもと違う行動をすることで変化に対応できる感覚を養った方がいいでしょう。

4.人に貢献しなさい

生きるためには当然のことながら働かなくてはなりません。しかし、多くの本に書いてあるのが、お金は労働の対価だけでなく、人に貢献することで得られるものだということ。人を喜ばせるからお金がもらえるということです。

この発想がとても大切です。上から押しつけられた仕事をイヤイヤやっていても小さいことしかできません。どれだけ人のためになるかにフォーカスすることが大切だとわかりました。

人は1人では生きていけません。周りの人と関わり合いながら生きています。そのときにどれだけ人に喜んでもらえるか、それを日々考えていく必要があるということです。自分のことだけを考えるのではなく、常に周りにも気を配ることです。

5.時間を大切にしなさい

「Time is Money(時は金なり)」はよく聞く言葉です。しかし、本当にそうなのでしょうか。お金は減っても働けば給料という形でもらえますし、銀行口座に預けておけば減ることはありません。利息で少しずつ増やすこともできます。

しかし、時間はどうでしょうか。減ることはあっても貯めたりすることもできませんし、ましてや増やすこともできません。減る一方です。

時間は人の「命」です。つまり時間は命と同じなわけです。「Time is Life」です。

一番やっかいなのが、目に見えないということです。そのため時間を消費してしまいがちです。これも硬貨や紙幣という形で見えるお金とは違う面です。

命を削って生きているにもかかわらず、人は時間を消費するだけでなく、無駄にしていることが多いです。

人というものは時間の消費者であり、多くは時間の浪費者である。(ピーター・F・ドラッカー)

「人生は無駄なことをやるには短すぎる」という事実をあらゆる本が教えてくれます。

限られた時間を有効に使いたいものです。

6.生きる目的を考えなさい

「生きる目的」なんて言ったら大袈裟かもしれませんが、これも多くの本で説かれています。

「何のために生まれてきたのですか」

「なぜ生きているのですか」

「死ぬまでに何をやりたいのですか」

最近では企業でも、「企業理念」「ミッション」などを採用しています。つまり、なぜその企業は存在しているのかということです。これを個人レベルでも考えてみましょうということです。

これはとても難しい問題です。一朝一夕では出てきません。ぼくも自分の言葉ではうまく言い表すことができません。ずっと考えているのですが、ハッキリ言語化できません。

生きる上で大切にしたいことを見つけるということでもあります。普通はこんなことは考えないでしょう。

しかし、これを見つけることができれば、人生を有意義に過ごせるのではないでしょうか。つまり、毎日を充実させることができるということです。

7.最も大切なことを優先しなさい

時間が有限であること、生きる意味を見つけること。これらが理解できたら、必然と重要なことを優先することになります。

なぜなら人生は短いからです。無駄を省くこと。捨てるとも言えます。自分が大切にしたいこと、それに集中するということです。

自分がやっている仕事はどうなのか。プライベートで付き合う人はどうなのか。不本意ながらやっていることがあれば、そこから脱した方がいいです。

現代は情報化社会ですから、いろいろな情報が入ってきます。そんなに重要ではないことが多くあります。

それに振り回されていたら、人生あっという間に終わってしまいます。

世の中には「やったほうがいいこと」があまりにも多いです。旅行や資格取得など、煽っていると言わざるを得ないくらい、「やったほうがいいですよ、やるべきですよ」なんて甘言があります。

しかし、本当に自分に必要なのかどうか考える必要があります。それに振り回されないように自分で取捨選択する必要があります。重要事項は何か、考えるべきです。

まとめ

さまざまな本に書かれてある共通していることで、ぼくの心に響いたことをまとめてみました。生き方に近い、哲学的な話ですが、これってとても重要だと思いませんか?

残念ながらぼくは、本を読むまでまったくこれらのことは知りませんでした。学校でも習いませんでした。もちろん職場でも教えてもらっていません。

ニュースなどで最近の人は本を読まなくなったという聞きます。これらを本から学ぶことができたというのはとても大きいです。

本を読み始めてから休日にダラダラすることはなくなりましたし、何かと考え事をするようになりました。どうすれば良くあり続けることができるのか。

そんな答えを本は用意してくれているでしょうが、ドンピシャのものはありません。

それは著者の経験から書かれているものですし、それを人がそのまま応用できるものではありません。

たくさんの本からヒントは得ることはできますが、やはり自分なりの考えを持つことが大切だということです。

これだけ本を読んでおいて最後に言うのもなんですが、本はたくさん読めばいいってものではないです。

「これだけ読んだんだ〜」と言っても「それであなたは何をするのか?」ということになります。

やはり知識は詰め込むだけでは意味がありません。実生活でどれだけ応用できるかにかかっています。

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