今回こそ絶対絶命!?「なれる!SE4誰でもできる?プロジェクト管理」は今回も手に汗握る展開

最近毎日のように読んでいるライトノベル「なれる!SE」ですが、今回は第4巻「誰でもできる?プロジェクト管理」を紹介したいと思います。

今回も主人公の桜坂工兵くんは無茶振りされ、他の企業との合同プロジェクトの進行を統括するプロジェクトマネージャーに就任してしまいます。

無理難題のオンパレードで納期も迫る中、今回はさすがに無理なんじゃないと思ってしまいます。工兵くんの奮闘ぶりに今回も目が離せません。

今回こそ絶対絶命!?「なれる!SE4誰でもできる?プロジェクト管理」は今回も手に汗握る展開

案件としては、ベターメディアという会社のオフィス移転プロジェクトに携わることになります。

オフィスを移転するわけですから、とても大規模です。複数の業者がそれぞれ担当範囲を任されており、プロジェクトが実施されることになります。

しかし、その担当範囲が明確でなく、業者同士で揉め始めるわけです。そこで本来のプロジェクトマネージャーが事態の収拾を図るべく、それそれの業者とヒアリングを実施することになります。

ですが、ここでプロジェクトマネージャーが逃げてしまうわけです。それは突然。

そこで白羽の矢が立ったのが、主人公の桜坂工兵くんです。

いきなりの無茶振りです。本職の人が逃げ出してしまうくらいの困難な案件なのにもかかわらず、技術者である工兵くんがいきなりプロジェクトマネージャーを任されてしまいます。

そもそも工兵くんはシステムエンジニアとして入社したばかりで、自分の仕事もこれから覚えないといけないのに、いきなり畑違いのジョブチェンジをしてしまいます。そもそもプロジェクト管理とは何か?そこから勉強し始めることになります。

今回の好きなシーン、工兵くんのプロジェクト管理を学ぶ姿

プロジェクトマネージャーとして何をすべきか全く分からない中、手探りで調べることになります。そこで本屋に行って、何冊か見繕い、購入して勉強するんですが、このシーンが好きですね。

(入門書でも買ってくるか……)
確か御茶ノ水の駅前に大きめの本屋があったはずだ。あそこで適当な物を見繕おう。
工兵は溜息を一つ、財布を取り上げると席から立ち上がった。
調べ物をする際、あらかじめ確認点が決まっていればネット程便利なものはない。検索エンジンに質問を投げ込めば世界中のウェブサイトから答えがもたらされる。少々のスペルミスなど気にせず回答を探し出してくれる。まったく、魔法のような仕組みだ。
だが体系的にある分野の知識を得るなら本が一番だと思う。というか、百ページ千ページのテキストをパソコンで読む気がしない。古い人間かもしれないが、やはり勉強は紙とペンでやりたかった。

このように本を買ってきて勉強を始めるわけですが、このプロジェクト管理について調べているうちにどんどんのめり込んでいきます。

こうやって仕組みを知る、というのがどうやら工兵くんは好きらしいのですが、このあたりについて僕も分かる部分があるので好きなシーンですね。

まとめ

結末はどうなるのか、工兵くんたちはプロジェクトを完遂することができるのか気になるところですが、続きは読んでみてのお楽しみです。

今回も工兵くんは未知の仕事に対して、イチから勉強してなんとかプロジェクトをまとめようとするわけなんですが、この姿勢というのは働く上で最も基本になる部分だと感じます。

教えてもらわないとできない、というのではなく、自分で情報を収集して何とか課題を解決する。これが仕事の原則なんだと改めて感じさせてくれました。

胃が痛くなる展開ですが、似たような境遇にあれば、きっと勇気付けられる話になっていますよ。

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