本を読むのって以外と時間がかかります。
ですが、毎日限られた時間の中で過ごしていると、読書に使える時間って少ないんですよね。
だからこそ、目的を持った読書が大切だとぼくは思っています。
しかし、その一方で、本を読むときに必ずしも目的を持つ必要はないとも思っています。
それは次のような場合です。
読書経験が多くない場合
いままで本を読んだ経験がほとんどない場合です。
読書をこれから始めたいと思っているけど、何を読んだらいいかわからない。
何か読書って重要みたいで読んでみたいけれど、本がたくさんありすぎて何を選べばいいかわからない。
そういった場合に目的なんて持ちようがないです。
ですから、目的なんて持たずに、とりあえず興味がある本を読んだらいいです。
書店で手に取ってみて、いいなと思った本や、ベストセラー、人から紹介された本など。
直観で選ぶと言う方法もあります。
興味のある本をとりあえず読んでみる。
読書経験が多くなければ、こういった知識が必要だとか、あれも読んでみたいなど、自分なりに読書の目的が明確になってくると思います。
とりあえず本に慣れるためにも、興味ありそうな本を読むことが大切です。
冊数を重ねていき、読書経験が増えれば、どういった本を読んだらいいかわかるものです。
娯楽として楽しむ場合
これ自体が目的とも言えるのですが、本を読んで知識を得たいとか、こういうことを達成したいとかがなく、純粋に本を楽しむ場合です。
表紙のデザインやタイトルが気になる。紙の質がよくて手触りがいい。この作家の文章が好きで読んでいたい。
純粋に本を作品として楽しむ場合です。写真集を見るのに似ているかもしれません。
小説などはこのパターンだと思います。本を読んで何かを実現するのではなく、読書経験そのものを楽しむ。
こういうときは、本を読むシチュエーションも大切です。
ひとりきりの夜に読むのもいいですし、気持ちのいい朝に紅茶やコーヒーを飲みながら読めば優雅な気分を味わえます。
これがビジネス書だと優雅というよりスイッチが入ってしまいます。
本そのものを楽しむことも大切です。
まとめ
ビジネス書や自己啓発本を読むことは大切です。
当然目的を持って読まなければ、実践に使えませんから具体的なテクニックを学ぶためにも目的を持って、この本を読んでどうなりたいかってを意識する必要はあります。
その一方で、純粋に読書を楽しむ。それは中身であったり、見た目などの本という作品として楽しむ。
作品の世界観に触れること。それは、小説だけではないかもしれません。エッセイや古典などでも十分楽しめます。
読書ってのは奥が深いです。いろんな本がありますし、読み方もそれぞれ全然違います。
偏った読み方をすると、どうも思考も偏ってしまいますので、いつも目的を持たなければ時間がもったいないと思い込むのは、楽しめません。
いままで言っていることと逆かもしれませんが、敢えて違う方向に向かうことで自分の幅が広がるんじゃないかとも思います。
つまり、何が言いたいかというと、本の読み方は自由だということです。
本は現実じゃ味わえないことを知ることができます。ですから楽しみましょうということです。