読書でやってはいけない「正解探し」

読書

今日は本の選び方、読み方について。

書店のビジネス書コーナーに行けば、『仕事がデキる人になる○個の方法』などの本があります。見開き2ページにひとつの方法が紹介されていて、読者が具体的に何をしたらいいかハッキリしている本です。

具体的な方法が提示されているので読みやすく、実践すればすぐに結果が出るものもあります。

わかりやすくて実践的であるがゆえに、そこには深く考える必要がありません。書かれているとおりのことをやればいいだけですからね。

でもそれで本当にいいのか。ぼく自身の経験を踏まえて、気づきがあったので整理してみたいと思います。

難解な本ばかり読んでいると考える力が落ちる

ぼく自身、何事も習慣化することが大切だと思っているので、そのための気づきになるような本、具体的な行動が書かれている本を読んでいました。

それこそ冒頭で紹介しているような本ばかり。テクニック集といったところでしょうか。何か自分にできることはないかと、むさぼり読んでいた時期がありました。

確かにそういった本を読んでいると、自分では思いつかなかったアイデア、具体的な行動が書いてあるので、目新しいですし、実際に行動するれば仕事がはかどるようになり、生活が豊かになったのも事実です。

しかし、そういう本ばかりを読んでいた結果、同じような本ばかりが本棚に並んでしまいました。

それで気づいたんですね。自分が「正解探し」をしていることに。

プロセスをすっ飛ばして、答えばかりを求めるような読み方になっているんじゃないか。自分が行動できそうなことだけをかいつまんで、その裏にある意図や、著者の経験などを考えていないではないか。

「本に書いてある→これさえやっておけばいい」という思考回路になっているんじゃないかと。

こういう簡単な本ばかりを読んでいると考える力が養われないわけです。極端なことをいえば、本に書いてることが行動指針になってしまう。本に書いてあるから○○だと。

これはおかしいのではないかと気づきました。

本から正解ではなくプロセスを学ぶ

本は知識を取り込むために読むものですが、同時に考えを巡らせるために読むものでもあります。著者はこう考えている、だから自分はこう思うと。

正解を見つけようと字面だけを取り込んでいると、その思考する過程が省略されてしまいます。

ですから、本で方法が紹介されている場合、なぜ著者はこういう考えをしているのか、どうしてこうなったのかを考える必要があります。

たとえば、エピソードの部分から著者の背景を汲み取ってみる。行間を読むわけです。その考えに至ったプロセスを踏まえて、自分なりの答えを導き出した方が自分の身になります。

おわりに

本を読むことで思考を巡らせることが楽しいんだ気づきました。そういう時間が好きなんだと。

最初から正解が用意されていることはまずありません。現実問題、正解のないことなんてたくさんありますよね。

本に正解を探しにいく思考のクセがついてしまうとドツボにはまります。「答えを教えてくれ」というスタンスだと成長しないですしね。

だから「なんでなんだろう」と疑問に思い、巡らせる。粘り強く自分で考えること

こんな読書をすることが、自分を一歩先へ進めてくれます。