【オーディオブック】『夢をかなえるゾウ』の聴きどころ

耳で読書を楽しめる「オーディオブック」。本を朗読してくれるので楽しく聴けます。簡単に聴くことができるのでおすすめです。

参考:本を読む時間が無いならオーディオブックを聴こう!

その中で、ぼくが最も好きなオーディオブックが『夢をかなえるゾウ』です。本書は絶大な人気でベストセラーになりました。ドラマにもなりましたし、続編も出ました。

今回は、オーディオブックだからこそ印象に残ったガネーシャの教えをご紹介します。

靴をみがく

ええか? 自分が会社行く時も、営業で外回りする時も、カラオケ行ってバカ騒ぎしてる時も、靴はずっと気張って支えてくれとんのや。そういう自分支えてくれるもん大事にできんやつが成功するか、アホ!

これは主人公の青年が「靴をみがく」という課題に対して「意味あるんですか」と言ったときにガネーシャが言った言葉です。

強い口調で言っているので、自分も叱られている感じがしますし、自分が使っている道具を大切にしているかどうか考えさせられました。

この本を読んで、ぼくは靴を磨くようになりました

食事を腹八分におさえる

ま、腹八分はささいなことに見えるかも分からんけど、これ、今日からずっとやってみ。食べたいと思ても腹八分で必ずおさえるんや。そうやって自分で自分をコントロールすることが楽しめるようになったら、生活変わってくるで

昼食を残さず全部食べているが、午後眠くなってしまう主人公に対して、「自分らは食べ過ぎや」と言うシーン。

テンポ良く言うので、「コントロールすることが楽しめるようになったら」が妙に頭に残っていますし、食欲だけでなく、自分をコントロールできるようになったら、大きな変化を生むことになるでしょう。

まっすぐ帰宅する

自分から世の中に働きかけるんやのうて、自分の周囲に「反応」しとるだけなんや。親から言われて勉強して、みんながやるから受験して、みんなが就職するから就職して、上司から「これやっとけ」言われるからそれをやって、とにかく反応して、反応して、反応し続けて一生終えるんや。そんなんで、自分の人生手に入れられるわけないやんか。自分の人生手に入れとるやつらはな、全部自分で考えて計画立てて、その計画どおりになるように自分から世界に働きかけていくんや。分かるか

仕事終わりに、会社の同僚に誘われて飲みに行ってしまった主人公に対しての一言。

周囲に対して反応するのではなく、自分から世界に対して働きかけていく。夢とか目標があれば、飲みの誘いも断ることができたはず。反応して、反応して一生を終える。ここも印象的なシーンです。

お参りに行く

ええか? よう聞いとけよ。どないしたらうまくいくか、どないしたら成功できるか、実は、みんな心の底では分かってんねん。自分かて今の会社でどないしたら出世できるか、どないしたら給料上がるか、本当はなんとなく分かってるやろ。でもやれへんのや。なんでや? それは、「面倒」だからや。世の中のほとんどのやつらが凡人やってんのも、そいつらが「面倒臭がり」やからや。それだけなんや!

ここは数あるガネーシャの言葉の中でも、一番語気が荒いシーン。

成功の方法は分かっているのに、今のままでいいと、ほとんどの人(凡人)はやらない。

効果があると知っているのに、良いことがあるかもしれないけど、自分は別にいいと、面倒くさがってやらない。確かにこれは多いです。

仕事に関しても、どうやれば効率化できるかわかっているのに、詳しく突き詰めることなく、今まで通りのやり方でやってしまうのと同じですね。

変わるには、行動して経験したときだけ

自分は今、「座っとる」だけや。この意味、分かるか? 確かに自分はこうやってワシの話を聞いとる。でもな、今、自分は何かを学んで、知識を吸収して、成長しとる思てるかもしらんけど、本当はな、成長した気になっとるだけなんや。ええか? 知識を頭に入れるだけでは人間は絶対に変われへん。人間が変われるのは、「立って、何かをした時だけ」や

最後の課題に入るときのガネーシャの言葉です。たくさんの成功法則があっても、それを知るだけでは何の意味もありません

ガネーシャの願いは、行動して経験してほしいということ。

セリフの最後の部分はガネーシャの強い思いを感じました。

おわりに

本を読むだけだったら、どの文章も同じテンションに感じるんですが、オーディオブックだとセリフごとに口調が違うので、重要なところがよく分かります。

主人公がラーメンを作らされるシーンや釈迦の天上天下唯我独尊と言うシーン。ガネーシャコード解明からのビンタやトイレ掃除のガネーシャモーニングなど、オーディオブックならではのバラエティーに富んだシーンがあり、とても楽しく聴くことができます。

こういう物語形式の本はオーディオブックの本領発揮というところでしょう。

この記事を書いているときですら、記事のセリフの部分を読み返しても、ガネーシャのあの声が頭の中をこだましています。オーディオブックおそるべし。

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