問いが人生を決める『ワン・シング』ゲアリー・ケラー著

ワンシング

ぼくは昨年2014年はいろいろなことにチャレンジしてみました。やりたいと思ったことはやろうということでいろいろ手を出してみました。

本をたくさん読んでみたり、セミナーに参加してみたり、読書会などの勉強会に参加してみたり、コワーキングスペースを巡ったり、武雄市図書館に行ってみたり。西日本はほとんど行きました。ブログに書いてないですけどね!もったいない。

自分の幅を意識的に広げようということだったわけですが、その中で気づいてしまったのは、いろいろ手を出し過ぎて何も身につかなかったわけです。

昨年の教訓が「一点集中」だったわけです。それにぴったりの本があったので紹介してみたいと思います。

一つのことに集中する

この本は一点集中することがどれだけ大切かということを説いている本です。

何かを成し遂げるには、エネルギーを集中させる必要があるということです。

それを知らないと、自分がやる行動がすべて同じように重要に感じられてしまい、あらゆることに手を出してしまいます。その結果何も達成できずに、忙しいだけで終わってしまいます。まさにぼく!

毎日を充実させたいからと、やることを書き出す「タスクリスト」があります。しかし、これらに済みをつけることに満足してしまうゲームにはまってはいけないと書かれています。

そのリストの中にも重要なものがあるはずです。その優先順位を明確にして行わなければ、すべてが等しく重要に思えてしまいます。

人生は問いである

では、その優先順位をみつけるためにはどうしたらいいか。それは「自分自身に問いかける」ことです。

それをすることで、他のすべてがもっと容易になるか不必要になるような、私ができる「一つのこと」は何か?

常に自問自答を繰り返して、最優先事項を見つけ出す必要があります。これは何が自分にとって大切か、成果が上がるかを見つけるためには必要な作業でもあります。

見つけることができたら、それを意志の力が十分にある朝イチに行います。人の意志の力は限られていて、日常生活では、どんどん減っていってしまいます。

すると、適切な判断をすることができなくなり、重要ではないこともしてしまいます。そうではなくて、重要なことは真っ先にやる必要があるということです。

まとめ

「生産性を奪う四人の泥棒」というのが紹介されています。

  1. 「ノー」が言えない
  2. 混乱を恐れる
  3. 不健康な習慣
  4. 後押ししてくれない環境

「ノー」が言えないと、どんどん仕事が舞い込んでしまい、重要ではないことが増えてしまいます。

また、人のエネルギーも限られていますので、不健康な習慣はムダにエネルギーを浪費してしまうことになります。ですから、きちんと自分の健康管理をして、重要なことにエネルギーを注力できるようにする必要があります。

この本は、脇道に逸れたときに、自分を正しい道に戻してくれるような本です。

日々を漫然と過ごしていると、なぜそれをやっているのかがわからなくなります。しかし、自分に問うことで、本当に必要かどうか判断することができます。

人生は問いの質で決まる」というのは、まさにそれです。

質問を習慣にするべきと教えてくれる本でした。

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