年末年始には、新年の目標・抱負を決めることが多いです。ダイエット、貯金、仕事や家庭、心構えなど様々あります。
しかし、それが年末まで続くことは多くはありません。
1か月、長くても3か月すれば忘れ去られてしまいます。その頃になると「新年の目標ってなんだっけな」と思い出すこともなくなってしまいます。
そしてまた、年末になると新年の目標を立てることになり、その繰り返しです。
なぜなのでしょうか?
理由の1つは、目に見えるようにしておかなかったことにあります。
人間は忘れる動物です。古いことを覚えておけるほど人間の脳のキャパは多くはありません。エビングハウスの忘却曲線によると、1日後には74%を忘れてしまうとのこと。
だから、ノートや手帳など目に見えるところに書いておく必要があります。そして、それを繰り返し読むことにより自分の潜在意識に刷り込む必要があります。
それともう1つの理由は、目標達成が無理だと諦めてしまうパターン。
目標や抱負を決めたはいいが、無理っぽいからから「もういいや」と投げ出してしまう。
できなかった理由を振り返ることなく、それでもまた、年末には新年の目標を立ててしまいます。
それを無くすためには、0か100か、白か黒か、その二元論的な思考を捨てなければなりません。
その中間、20でも40でもいい。グレーでもいい。その中間のプロセスを大事にすることです。
目標を修正、又は自分の行動を修正していくことが必要です。
例えば、野球でピッチャーが立ち上がりから不安定で点を取られてしまう。そこで諦めてしまったら試合になりません。
しかし、試合の中で徐々に立ち直り修正していく。その能力が高いのが、長く活躍できるピッチャーです。
完封という目標は達成できなくても、その後のイニングを最少失点で切り抜けていくように。
目標を達成するためには、そんな能力が必要なのではないでしょうか。
そもそも目標立てたときに、目標設定そのものに無理があったのではないか。あるいは、目標に向かうための自分の行動に問題があったのではないか。
それを振り返り、日々の中で、走りながら修正していく。
成功するのは最後まで諦めなかった者です。
だから、大切なのは修正する力。