ツールやテクニックも大事だけど、やっぱり生身の人間だな。

僕は昔から何事も「形」から入る人間で、何を始めるにもまず道具を揃えることから始め、情報を集め、どういった方法で上手くなるのか、なんてことを徹底的に調べていました。

スポーツだと人気メーカーの少し高めの金額の道具を購入したり、勉強するにしてもまずは参考書を一式揃えたりしてから始めていたわけです。その方がやる気が出るんですね。

今も仕事やプライベートでは、自分のお気に入りのツールを使い、ライフハックを始めとしたさまざまな効率化できる方法を取り入れながら、いろいろやっています。自分のお気に入りの道具を使っているとワクワクしますし、タスク管理を徹底しているとガンガン仕事をこなせるようになります。

ただ、最近気づいてきたのは、いくらそういったツールやテクニックにこだわったとしても、あるいはこだわり過ぎたとしても、結局のところ大事なのは生身の人間としてどういった考えや意見を持って行動できるかに尽きるということです。

形にこだわり過ぎると本質を見失う

ツールやテクニックっていわば、自分の外の状況なわけです。最新のIT機器にしても、お気に入りの文房具にしても、自分の能力を補助してくれるにすぎず、自分の中身が成長しているわけではないんです。自分が効率良く仕事ができるように見えても、それは道具に頼っている状態です。どんどん道具が便利になってくるにつれて、自分が何もしなくてもできるようになるので、要は怠けがちになるわけです。

あるいはテクニックという面からしても、タスクリストをどう作るとかどんな順番で仕事をこなすとかなんていうのも外の状況です。下手したら仕事をほっぽり出して、タスクリストの並び順にこだわったり、こういうやり方じゃないと仕事が進まないなんて悪循環に陥ることになります。

そうやって自分の外の状況にこだわることで本質から逸れてしまうわけです。

目的を達成するために

道具を選んでいる暇があるなら、その道具を使ってやりたいことをやるべきだし、そのときに道具は正直こだわらなくてもいいわけです。

写真を撮りたいからはどんなカメラが性能が良いとか、レンズが良いとかこだわっている間にどんどん写真を撮る、これが本質なんですね。あくまで目的は写真を撮ることであって、写真を撮るための道具にこだわることではないということです。

ツールとかテクニックにこだわっている間にどんどん経験をしていくことが大事なんですね。その方が人間として記憶に残ったり、考え方が変わったりします。その積み重ねが人としての成長につながるんだと思います。

だから、道具などに頼らずとも生身の人間として、自分のアイデアを発想できたり、問題を解決していくこと、そういったことが大切なんだと気づきましたね。