新しいことをやってみたいと思ったけど、なかなか行動に移せない。そんなことはないでしょうか。
興味があるんだけど、やってみても失敗するかもしれない、そしたら傷つくかもしれない。
なんて、いろいろ言い訳をこねまくって、やらないことは往々にしてあるものです。
傷つきたくないから挑戦しないという選択。
本当にそれでいいのでしょうか。
傷つくことを恐れていると、思い切ったことはできませんし、無難な人生に終始してしまいます。
ですから、考え方を変える必要があります。
人生というゲームにノーダメージクリアはありえない
傷つくことを恐れて何もできない
1つの幻想として、傷つくことなく、きれいなままで何事もうまくいく、と思うことがあります。
何事も自分の思いどおりに事が進んで万事上手くいく。そんなことを想像していませんか。
もっというと、確実に失敗しないと保証を得られない限り、挑戦しないこともあります。
しかし、どうでしょうか。
すべてが思い通りにいくはずがありません。
それは人生をゲームに例えるなら、最初から最後まで敵からダメージを受けずに進むようなものです。
ゲームですら、それは困難なことです。
人生は、ゲームほど単純ではなく、もっと複雑にできています。人や物事が複雑怪奇に絡み合って世の中は成り立っています。
ですから、毎日を過ごしていれば、必ずうまくいかないことが出てきます。
予期せぬことは起こりますから、自分が決めたことすらできないかもしれませんし、多くの人と関わり合っていれば、人と衝突することもあります。
そもそも、無傷でいようとすることが間違いなのです。
人生は失敗の連続です。うまくいかないことが当たり前なのです。
傷つくことを恐れるな
うまくいかないことがあるかもしれないけれど、とりあえずやってみることです。
もし、失敗して傷ついたとしても、それを挽回することができます。
ボロボロになってもいいので、きれいに生きようとせず、自分にやれることをやった方がいいです。
うまくいかなくてダメージを食らうことがあるかもしれませんが、ダメージを食らえば強くなります。すると、どんどん挑戦しようと思えます。
どうすればよかったのか反省したり考えることができます。
大切なことは、傷つくことを恐れずもう一度挑戦できるかどうかです。
恐れがなくなると飛躍できる!
何事も無傷でやろうとすると無難な道を選ぶことになりますし、チャレンジ精神も失ってしまいます。当たり障りのないことをこなしていると、成長も止まってしまいます。
しかし、傷つくことを恐れず、泥臭く、汗臭く、涙を流しながらでも這いつくばって生きればいいのです。
人生というゲームにノーダメージクリアはあり得ません。
「傷つくのを恐れることは、実際に傷つくよりもつらいものだと、おまえの心に言ってやるがよい。夢を追求している時は、心は決して傷つかない。それは、追求の一瞬一瞬が神との出会いであり、永遠との出会いだからだ」
『アルケミスト』バウロ・コエーリョ著
大切なのは人生をどう攻略するかです。
だからこそ、傷つくこと前提で思い切ってやったらいいのです。