最近「測量野帳」というノートを目にするようになりました。
ずっと気になってはいたのですが、名称が漢字なので堅いイメージがあり、手を出しにくく感じていました。
でも気になって仕方がないので、どんなものか試しに「測量野帳」を購入してみましたのでご紹介。
測量業務のためのノート
測量野帳は「そくりょうやちょう」と読みます。
測量野帳は、測量法が制定され測量業務のニーズが高まったことから、1959年に発売されました。
それ以来、ほとんどデザインが変わることなくずっと売れ続けているノートです。
小さいメモ帳のようなノートで作業着の胸ポケットに入る設計になっています。
測量野帳には3種類ある
測量野帳には罫線の違いから3種類のノートがあります。
- LEVEL BOOK
- TRANSIT BOOK
- SKETCH BOOK
それぞれの罫線の違いを見ていきましょう。
LEVEL BOOK
▼「LEVEL BOOK」と金箔でデザインされています。余計なものはない、とてもシンプルな作りになっています。濃い緑色が昭和を感じさせてくれますね。
▼3種類に共通することは、紙の枚数は40枚で、厚さは6mm程度になっていることです。とても薄くて、ノートというよりも分厚いカードのような感じがします。
▼罫線は、高さを測る水準器を使う測量に適したものになっています。
▼順番に高さを測って、それぞれのマス目に記入していきます。
▼右ページはメモに使います。
TRANSIT BOOK
▼こちらは「TRANSIT BOOK」です。
▼角度を計測する測量に適しています。
▼左ページには距離を記入します。
▼右ページには角度を記入します。
SKETCH BOOK
▼最後は「SKETCH BOOK」です。
▼3mmの方眼タイプで、図形を書くなど、幅広く使えるようになっています。
測量野帳を解説した本もある
▼測量野帳のことについて、事細かに触れているムックもあります。測量野帳を愛用する人たちを「ヤチョラー」と呼び、その人たちがどんな使い方をしているかも紹介しています。
レトロさを醸し出す丈夫なノート
緑色のシンプルなノートでレトロさを感じるノートになっています。においが懐かしさを感じさせてくれます。
とても小さいので持ち運びに便利ですし、クロス張りなのでとても丈夫で、カンタンには破れそうにないです。
「SKETCH BOOK」であれば、方眼罫なので自由に書くことができますから、メモだけでなく、アイデアを出したり、イラストを描いたりなど自分だけのオリジナルノートを作ることができます。
カスタマイズできる、という点で人気が出ているのも納得のノートですね。