人事異動で新年度を迎えるにあたって大切にしたい5つのこと

仕事

私事ですが、このたび人事異動により所属部署を変わることになりました。

いっしょに仕事をする人も変わりますし、やる仕事も変わります。

気持ち新たにする、ということもありますが、新年度を迎えるにあたって大切にしたい仕事の習慣について触れてみたいと思います。

1.淡々とやる

まったく新しい仕事に関わることになるので「いっちょやってやるか」という気持ちになるかもしれません。

やる気を出したり、モチベーションを上げることを完全に否定するわけではありませんが、それでもモチベーションを上げることはおすすめしません

最初にやる気を出しても数週間も保つことができないからです。

希望に燃えるのはいいのですが、何事も自分の思い描いたとおりにうまくいくことはありません。

仕事でつまずくこともあれば、人間関係がうまくいかないこともあります。

最初はやる気を出していても、だんだんと気持ちがしぼんでしまうことになります。

やる気を出して「ゴゴゴゴゴゴゴ」となるよりも、自分のやるべきことを淡々とやる

そういった心積もりでいる方が、1年を通してみると成果に直結しやすくなります。

あまり気合いを入れすぎない、ということですね。

2.インプットを重視する

はじめて携る仕事ですから、知識ゼロの状態です。

最初は何もわかりませんから、不安になることもあります。

仕事は情報量がモノをいいます。ミスしたときに「知らなかった」では済まされません。

大切にしたいのが、まずは仕事を覚えること。圧倒的なインプットですね。

最初はとにかく知識を詰め込むことをおすすめします。

過去の資料や参考書籍などを早い段階で目を通しておいて、仕事の輪郭はつかんでおいた方が後々ラクになります。

最初の1か月は、集中的に仕事を覚えるようにしましょう。

3.記録を徹底する

何事も記録することは大事です。

特に重視したいのが、自分が何もわかっていない状態での記録です。ド素人の目線というのがとても重要です。

最初は専門用語すらわかりませんし、仕事の進め方も所属する部署によって異なることがあります。

そこで専門用語の説明を記録しておくと、後から参考になりますし、仕事の進め方や作業手順、プロセスを事細かに記録しておくといいです。

まっさらな状態で感じたことを記録しておくと、数か月してから振り返ると「こんなことも知らなかったんだ」と自分の成長を感じることができます

ド素人目線での記録というのは、後任者に対しても財産となるので、このわからないときの記録というのは大切にしたいところです。

4.自分が納得するまでやる

曖昧なままにしない、ということです。「まぁいいか」を繰り返していると、だんだんと仕事の質が落ちてきます。

前回はこれでうまくいった、上司が見逃してくれた、なんて妥協を繰り返していると仕事が深まっていきませんし、プロと呼べるレベルに到達することができません。

いわゆる「作業者」のレベルで止まってしまうんですね。

「神は細部に宿る」という言葉があるように、自分のやる仕事に対しては納得するまで突き詰めることが大切です

5.守備範囲を広げる

自分の仕事だけやっておけばいい、というのはあまり感心しません。

「言われたことだけやっておけばいい」という仕事のやり方だと、だんだんと自分の範囲を狭めていくことになります。

これを繰り返していると、だんだんと言われたことすらできなくなってきます。つまり「使えないやつ」になります。

そんな30代、40代、50代の人を多く見てきました。共通しているのは、守備範囲がとても狭いことです。自分の担当業務以外に興味がない。

仕事というのは誰の仕事か明確でないことがたくさんあります。

最初は部署で役割を決めていても、複数の人が関わる仕事や、複数の部署を横断するような仕事が舞い降りてくることがあります。

そんなときに「自分は関係ない」というスタンスだと、うまくいく仕事も進みませんし、まず人のためにならない

自分の担当する仕事だけに縛られることなく、ポテンヒットを捕りに行くつもりでどんどんと自分の守備範囲を広げていきましょう

おわりに

年度始めというのは、働く場所や人が変わるので気持ちを新たにして、新しい仕事の習慣を身につけるチャンスでもあります。

いままでの良い仕事の習慣はそのまま続ければいいですし、逆に悪いやり方というのはリセットして修正することもできます。

まっさらな気持ちで仕事に取り組んでいきたいですね。

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