「QUEST 結果を勝ち取る力」で「鋼の意思」をつくる

自分で決めたことを絶対やり切るための本「QUEST 結果を勝ち取る力」を読み終えました。

行動すると決意したときの自分とそれを実際に実行に移すときの自分は他人なんだという前提のもとに、どのようにタスクリストを作っていけば実行できるのか、また実行し続けられるのか。そのための方策が書かれている本でした。細かいテクニックなどもタスクを設定するときや実行するときに参考になるものが多かったです。

「QUEST 結果を勝ち取る力」で「鋼の意思」をつくる

まず「QUEST」についてですが、本書の中で明確に定義はされていないのですが、タスクとかプロジェクトとかという意味と同じです。やらなければならないこと、やりたいこと、理想の状態、それらを求めること、そういったことを引っくるめて「QUEST」といっています。

QUESTを集める

まずはQUESTを集めることから始めます。本書はデビッド・アレン氏が提唱したGTDメソッドを軸としており、自分のやるべきこと、やりたいことを漏れなく一箇所に集めることを勧めています。それを「QUESTを集める」といっています。GTDにおける「収集」ですね。

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集めたものを「やることカタログ」といっています。これはノートなどのアナログでも、タスク管理ツールなどのデジタルでもなんでもいいとのこと。要は自分にとって「使いやすい」ことが大前提です。

今日のあらすじを書く

ここからが本書の一番の特徴なのが、タスクリストを「今日のあらすじ」として、つながりがある形にしているところです。

具体的には「さて」から始まり、タスクを「〜する」とするのではなく、「〜して」とどんどんつなげていきます。これが今日のあらすじになります。

通常のタスクリストだと単発のものが続くだけなので、流れがなく、プツッととぎれてしまうといいます。だから、「〜して」とつなげていくことで流れを意識したものになっています。これが今までにない考え方ですね。

勝算ノートを作る

「今日のあらすじ」は1冊のノートに書くことを推奨していますが、その同じノートに「勝算ノート」を書きます。

内容はノートの最初に「身につけたい習慣」や「増やしたい知識」、今年達成しないと後悔してしまうような目標、そういったことを書きます。こうやって常に目に見えるようにしておくわけですね。

15分単位で区切る

ここからはタスクを実行するときのポイントを紹介します。まずは時間を区切ることです。それも1時間とか2時間とかの長時間ではなく「15分」です。

人間が集中できる時間はそう長くありませんから、制限時間を設けて集中力を高めるには本書では15分を進めています。

タイマーをセットすれば、乗り気じゃないことでもだんだんとやる気になってきます。

時間泥棒のスマホを隠す

現代で一番時間を奪っているもの、それがスマートフォンです。便利なように見えても、ちょっと手に取って調べ物をしようとしたら、いつの間にかSNSにハマってしまって時間が過ぎている。「いいね」やコメントなどを求めて何回もチェックしてしまう。そんなことはないでしょうか。

ちゃんと使えば有効なスマホも使いこなすことができなければ、惰性のモードに突入させてしまう邪魔者になってしまいます。だから、カバンの奥に突っ込むなどして見えないようにすれば集中力をかき乱される心配がありません。

ただ手を動かす

せっかく今日のあらすじを作っても、新たなやるべきことが舞い込むことがあります。だからそんなときに「やらなきゃ」という気持ちが起きてしまうとそちらを優先してしまいます。

だから、本来やろうとしていたことに対しては感情を介することなくただ手を動かすだけです。淡々と始めることで「フロー」と呼ばれる没頭している状態に入ることができます。

自分の体の感覚に任せることが大事です。

まとめ

「やろう」と決意したときの自分と実際にやろうとする自分は赤の他人です。

だからこそ、実行するときの自分が動きやすいように状況を作ってあげる必要があります。

それが本書でいうところの「やることカタログ」や「今日のあらすじ」です。こうやって綿密に行動計画を作っておくことで次に何をすればいいか迷うことがありません。

また、実行に移す際に障壁となっている部分については、時間を短く区切ったり、道具を厳選したり、感情を切り離すことで行動しやすくしています。

最初とは意思の力に頼らずとも行動を開始し、それが続いてきたらより複雑で困難なクエストを設定し取り組んでいく。そうやって意思を作り上げていくことが大切なんですね。