環境を変える勇気を持てば豊かになれる『まだ東京で消耗してるの?』イケダハヤト著

まだ東京で

話題の本なので、どんなものかと思って買ってみました。

まあ、あくまでイケダハヤト氏の個人的な意見が書かれている本なのであしからず。あくまで主観ですから落ち着いてください。色眼鏡を外して読んでいただけたら。

あなたの「消耗」はどこから?

東京は終わっている、まだ消耗してるの?から始まって、田舎に移住したらこんなに良いことあるぞ、サイコー!アンド移住するためのステップ(Q&A付き)

こんな感じです。東京を揶揄するより田舎のページの方が多めです。ブログで書かれている内容をまとめたものですね。

本のテイストとしてはブログのままですので、東京の人が読んだらさぞかし気分を悪くするのではないかと危惧しております。

俺は東京で輝いているぜ!と胸を張って、世界の中心で叫ぶことができるくらいの人なら、なんとも思わないのでしょうが、自分が東京(だけに限りませんが)で、自分の人生や時間、精神を消耗していると、うすら感じている人、イケハヤ氏の主張にジレンマを感じている人は引っかかる部分があるのではないでしょうか。

東京が首都であり、政治や情報発信の中心であり、人やモノ、企業が集まっているから東京に魅力を感じる。だから人は東京に行くのかもしれません。

東京に魅力を感じて、自分のやりたいことが東京にある。

そこが自分の輝ける場所だ、決して消耗なんかしていない!と言い切れるだけの矜持があるのであれば、イケハヤ氏がいくら何を言おうが、反応せず聞き流せばいいだけでしょう。

しかし、本書で述べられている、通勤に1時間以上かかる、35年ローンを組んだウサギ小屋に住む人生の無駄遣い。

東京だけに限らず、いまの環境に満足できない、毎日忙しくしている割には充実感を得られず、人生が消費されていく気がする。もし、変えることができるのなら環境を変えたい。

と感じているなら背中を押してくれる一冊になるかもしれません。

ぼくが問題だと思うのが、そういう環境に甘んじているにもかかわらず、それを不思議だとも思わず、当然のごとく通勤で時間を無駄にし、周りがみんなマンションを買っているからとローンを組み、その借金を返すためだけに、馬車馬のように必死になって働き、それだけで人生が終わってしまうこと。

そこで思考停止に陥り、自分にはその世界しかないと思い込んでいる人が、少なからずいることです。

やりたいことがあるのに、こういう生き方しかないと思い込んでいる人。そこに気づいてほしいんだと。

イケハヤ氏のエピソードでも出てくるのですが,イケハヤ氏も大企業に勤めて、仕事は移動が多くて無駄な時間を過ごしたと書いていますし、本の帯にも「なんでさっさと移住しなかったんだろう」と書いています。

つまり、短い期間とはいえ、イケハヤ氏も甘んじていたわけで、環境を変えることには少なからず躊躇していたのではないかと思います。

そこで思い切って、まったく縁もゆかりもない高知に移住したら、環境を変えたから飛躍的に良くなったわけです。

環境を変えようかと迷っている人が読んだら、背中を押してくれる一冊になると思いますし、今のイケハヤ氏なら「さっさと変えちまえ」というはずです。

イケハヤ氏のブログでも「最低でも3年は会社に勤める必要はなく、自分に合わないと思ったらさっさと仕事を辞めるべきだ」と頻繁に書いています。

おわりに

この本を通じて思ったのが、環境を変える勇気を持てるかどうかということ。現状に甘んじているのであれば、思い切って環境を変えてみる。

その一つの例がイケハヤ氏の限界集落への移住です。

ここまで大袈裟でなくても、職場の近くに引っ越す、家の模様替えをする、時間の使い方を変えるなど、自分がいまできるレベルで何か環境を変えることができれば循環させることができるのかもしれません。

環境を変えることができれば、物理的にも精神的にもゆとりができるんじゃないかとも思います。

本書に「空白にこそ、創造性は宿る」と書かれていましたが、激しく同感です。

ぼくがイケハヤ氏にこれから期待したいと思えるのも、限界集落の中で空白を見出し、毎日の生活を送ることで、新しい何かをやってくれるのではないかと思えるからです。多くの人と逆をやっているから面白いんです。

何か気づきになる本なのではないでしょうか。

東京のコンビニはトイレを貸してくれない、スタバに行列ができると書かれていたのには、さすがに驚きましたね。

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