ぼくは仕事のパソコンをデュアルディスプレイで使っています。通常はディスプレイは1つですが、もう1つのディスプレイを増設して2画面として使っています。これがとても便利なんです。
ぼく自身は数年前からそういう方法があることを知っていたのですが、具体的な導入方法がよくわからず、なかなか踏み切れませんでした。
でもよくよく調べてみると、以外なほど簡単なことがわかりました。ディスプレイとケーブルの2つさえあればよかったんですから。設定も速攻でできました。
ディスプレイを用意するのに自腹を切ってまでやっている人はいませんから、おかげさまでとても物珍しそうに見学に来てくれる人が増えました。
デイトレーダーみたいとか、SEみたいとか言われますし、果てには小室哲哉みたい(?)だと言われる始末です。
いろいろ質問を受けるようになったので、ぼくなりにデュアルディスプレイの良さを語ってみたいと思います。
デュアルディスプレイの良さを語ってみます
デュアルディスプレイって結局なんなの?
簡単にいうと、ディスプレイが横長になっているイメージです。ディスプレイをもう1つ増設することで横に長くなっているってことですね。
これにより、それぞれの画面でExcelやWordのファイルを立ち上げることができます。つまり画面を広く使えるわけです。
なので、2つの画面をマウスのポインタが行ったり来たりすることもできます。
ちなみに2つの画面に同じものを映すこともできます。
どこがいいの?
複数のアプリケーションソフトを立ち上げて広々と使えることです。
例えばWordで1つの企画書を作るときに、右側のディスプレイにそのWordファイルを開いたまま、参考となる情報が必要な場合に、左側のディスプレイにデータを集計したExcelや、提供してもらったPDFファイル、あるいは参考となるWebサイトなどを立ち上げたまま作業ができます。
そのままコピペもできます。
もし1つのディスプレイしかなければ、その中でウインドウを分割しなければならず、小さいウインドウをスクロールで行ったり来たりしながら作業を進めることになるのでとても面倒です。
でもデュアルディスプレイならそういった必要はありませんので、それぞれのディスプレイを広々と使えるようになります。
ぼくはデュアルディスプレイを導入してから「ウインドウの分割」をしなくなりました。それぞれのディスプレイでファイルを開けばいいのですから。
片方のディスプレイに1つのファイルを常駐させることもできます。ぼくの場合、TaskChuteを開いたままにしておくことが多いです。
実際どうなの?
資料作りがとても楽になり、時間の効率化につながりました。昨年までと比べても大幅に時間短縮につながっています。
常にファイルを両側のディスプレイに開いたままにできるので、ファイルを分割する手間もありませんし、ショートカットキーを使っていちいちファイルを切り替える手間もありません。
その分、ものの数秒とかのレベルだとは思いますが、時間短縮につながっています。しかし、その数秒が積み重なってくると今後大きな違いになって表われると感じています。
時間短縮につながること以外に、こっちも導入して良かったと感じているのが、頭が楽になったと感じています。思考の切り替えをする必要がなくなったということですね。
1つのディスプレイだけで作業をしていると、もう1つのファイルを開きたいときは、ウインドウの切り替えにより表示させる必要があります。
それを開いたときに頭が切り替わるのですが、この切り替えってのが以外と負担になっていたことに気がつきました。
さっきまで表示されていなかったファイルが急に表示されるのでビックリしてしまうんですね。
でもデュアルディスプレイなら常に表示させておけるので、視線の移動だけで把握できます。
広い紙の上でラクガキしているイメージですね。
逆に1つのディスプレイで細かく切り替えるのは、小さいメモ帳のページをめくって行ったり来たりするイメージですね。
それなら、大きな画用紙の上で絵を描く方がいい!ってなりますよね。
常に見える状態にしておくというのは、こんなにも頭が楽なのかということに驚きました。
簡単な初期投資で仕事の効率化につながる!
今回、デュアルディスプレイを導入するにあたっていろいろ調べてみた結果、デザイナー、ライター、プログラマーなどパソコンで知識生産を行う多くの人はこのデュアルディスプレイを導入していることがわかりました。
それだけ効果があるということなんでしょう。
もちろん、導入していないからといって仕事ができないわけではありませんし、効率的に仕事をしていないことはないと思います。
ただぼくの場合は、導入してとても仕事が楽になったというのは感じています。
一見、どうやったら導入できるのかわかりませんし、どこからディスプレイを調達してくるのかという問題があるのかもしれません。仕事で使う道具に1万円とか使うわけですから。
それでもぼくは自腹を切ってでもディスプレイを買って、導入することをおすすめします。
いったん導入してしまえば、これから先の長い職業生活において、複利的に時間の節約ができます。つまり、1万円を簡単に回収できるということ。
ぼくの場合、もっと早く導入しておけばよかったレベルです。
ただ、気をつけるべき点としては、それぞれのファイルの開き方を気にして、そっちに手間をとられないようにすることです。
左側はこのファイルじゃないとだめだとか、画面上に開くルールを厳密に決めて、ファイルの開き具合を気にするようになると、逆に手間になってしまい本末転倒です。
ただでさえ、ディスプレイを増やしているわけですから、混沌につながる原因をつくっているともいえます。
ですから、その部分についてはあまり厳密に考えず、「画面が広い」くらいの感覚で使った方がいいでしょう。
正しく使えば、これほど力強いものはないですよ!