僕が使っているワイヤレスイヤホン、Appleの「AirPods Pro」は、ちょっとした投資をすることで、装着感や音質を向上させることができます。
それがイヤーチップを交換すること。AirPods ProはAirPodsと異なり、イヤホンの先端にイヤーチップが装着されていて、純正以外のイヤーチップに交換できます。
僕も試してみようと思い、まずは入門するなら避けて通れない人気のComplyのイヤーチップを購入してみましたので紹介したいと思います。
装着感はぴったりフィットし、音質は少し良くなったかなという感じでした。
ComplyのAirPods Pro専用イヤーチップ
こちらがComplyのAirPods Pro専用のイヤーチップです。サイズは「S」「M」「L」の3サイズと「S・M・L」の3サイズが1セットになったタイプがあります。僕は3サイズがセットになったものを購入しました。価格は3,300円なり。
パッケージの裏面にはイヤーチップの取り付けと、取り外しの方法が書いてあります。
このように3サイズが入っています。左から「S」「M」「L」で大きさが極端にあらわれているように見えますね。
低反発のポリウレタンフォーム
こちらは「M」サイズです。
Complyのイヤーチップは低反発素材ポリウレタンフォームでできていて、表面はつるつるではなく少しザラついた触り心地になっています。
スポンジのような弾力があり、変形しても30秒くらいで元に戻ります。指でつぶして耳の穴に装着することでじわっとフィットします。これで遮音性、密閉性が上がるので音質が向上するんですね。
裏面はAirPods Pro純正のイヤーチップと同じように芯があり、これをAirPods Pro本体に装着します。
AirPods Proのイヤーチップは裏返るのがネックだった
AirPods Pro純正のイヤーチップはシリコーン製で耐久性はあるのですが、形状化がきれいな丸型なので完全に人の耳の穴にフィットするようになっていません。
僕がAirPods Proを使っていてネックに感じていたのが、耳から外したときにイヤーチップが裏返ること。こうなってしまうといったん元に戻してからケースに収納することになるので面倒なんですね。これをComplyのイヤーチップに交換することで解消されます。
AirPods Pro純正のイヤーチップとComplyのイヤーチップを並べてみました。両方とも「M」サイズなんですが、これくらいサイズが違います。Complyのイヤーチップはつぶして耳にフィットさせるので少し大きめです。
耳へのフィット感はハンパない
耳に装着してみた感想としては、かなり着け心地が向上します。
はめた瞬間にフィットするのが分かります。首を横に振っても全くブレません。AirPods Pro純正のイヤーチップだと首を横に振ったときに隙間があるので少し揺れるのが分かるのですが、Complyはフィット感はかなり良いですね。ランニングなどのスポーツに向いてますね。
音質は向上しているようでこもる
耳にフィットして遮音性や密閉性は向上するので音の解像度は上がります。音がすみずみまで届く感じ。低音までしっかり拾えています。
AirPods Pro純正のイヤーチップはシリコーン製なので音がダイレクトに届く、拡散されるという感じですね。
Complyは散らばっていた音が収れんされているような感じです。ですが、いろいろなところでレビューされているとおり、確かに音質はこもるような感じがします。ポリウレタン素材で音が吸収されて、高音が届かないのでこもっているような感じがします。
ただ、僕は低音が届きやすくなったので好みですね。
イヤーチップの耐久性は低そう
実際に触ってみたら分かるのですが、ポリウレタンなので耐久性は低そうです。爪で強くつまんだらボロっと取れそうになります。イヤーチップの取り外しのときに説明通りにチップを回してもなかなか取れなかったので引っ張ろうとすると削れかけました。
黒色なので汚れが目立つのでマメに掃除することになりますが、その分早く摩耗しそうです。公式では2か月となっていますので、ランニングコストはかかりそうですね。
まとめ:AirPods Proユーザーなら一度は試してみる価値はあり
というわけで、ComplyのAirPods Pro専用イヤーチップを紹介しました。
正直なところ、音質の向上は劇的に変わるという感じではなさそうです。でも、フィット感は抜群に良くなります。耳栓のようになるので遮音性がかなり向上しますので周りの雑音がほぼ聞こえなくなります。それで音がすみずみまで届くので、音質が向上したように感じます。
人によって好みが分かれそうなので、AirPods Proユーザーなら一度は試してみる価値があります。自分で体験しないとここの好みの部分は分からないですね。30,000円のワイヤレスイヤホンを購入しているんだから、3,000円程度の出費は痛くないはず。価格の安いものもあるので試してみる価値はありそうです。