メジャーリーガーのイチロー選手。
MLB通算3000本安打やシーズン最多の262安打、10年連続200本安打など、さまざまな記録を打ち立てている、まさに生きる伝説といえる野球選手です。
イチローは各メディアでさまざまな名言を残しています。
そこで今回はイチローの名言の中でも、ぼくが一番好きな言葉を紹介します。
イチローの名言の中で一番好きな言葉を紹介します
「小さいことを重ねることがとんでもないところに行くただひとつの道」
小さいことを重ねることがとんでもないところに行くただひとつの道
この言葉は2004年、メジャー移籍4年目のシーズンに、メジャーのシーズン最多安打記録となる258本目のヒットを放った試合直後のひとことです。
▼258本目のヒットを放った瞬間の動画
この記録は、1920年にジョージ・シスラーが257本の記録を打ち立ててから84年間破られたことがないものでした。
それをイチローが破ったわけです。
野球におけるヒットというのは1本ずつしか打てません。
しかもそのヒットでさえも、一流のプロ野球選手でも3割の確率で打つことができればいいほうです。
さらに相手はメジャーリーグのピッチャーです。100マイル(160km/h)を超えるようなボール投げる連中がゴロゴロいるわけです。
1本のヒットを打つことがどれだけ困難なことなのかは想像に難くないでしょう。
だからこそ、この言葉をイチローが語るからこそ説得力があります。重みがあるわけです。
「何か大きなことを成し遂げたい」と思っても、あっという間には到達することはできません。
小さいことをコツコツとひたすら積み重ねていく。
そんな愚直なまでの姿勢がやがて大きな仕事を成し遂げることにつながる、ということです。
何事もひとつずつ積み重ねていくことが大事なんだと胸に刻まれる、ぼくの一番好きな言葉です。