何事にも自信を持って行動できている人もいれば、自信なさそうにビクビクしながら行動する人もいます。
自分に自信を持てず、劣等感を抱えたまま、思い切った行動をとることができない。
そんな悶々とした日々から飛び出したい。
自分に自信を持ちたいと思っていませんか?
自信を持って自分の夢や目標に向かいたい。
そう思うのなら、訓練することで自信を身につけることができます。
そのための本を紹介しましょう。
『まずは、自信をつけてしまえ!』ブライアン・トレーシー著
明確な価値観を持つ
まずは、自分の価値観を定めることです。
一番大切にしていることを見つけるのです。
家族、仕事、健康、時間、宗教、趣味、お金など、自分が価値を置いているものを紙に書き出しましょう。
そして、その価値観に沿った行動をとります。
価値観と行動を一致させるわけです。
価値観は、自分の軸になります。明確な価値観を定めることで、ブレない自分になることができます。
自分の奥底から掘り出した価値観に基づいた行動をとることで、自信が芽生えることでしょう。
目標と計画を設定する
目標を達成することが自信につながります。
まずは、目標を設定しましょう。何を望んでいるのかはっきりさせることです。
その際には、時間、お金、能力などの制限は関係ありません。どんな人になりたいのか、何が欲しいのか、どこへ行きたいのか、理想を描きましょう。
次に、その目標を達成するための計画を立てます。
やるべきことをすべてリストアップし、時間と優先順位を整理します。
ここで大切なのは、目標は秘密にしておくことです。人に喋ってしまうことで、エネルギーを消耗します。エネルギーを無駄にすることなく、達成すべき目標に向けて集中することです。
得意分野に熟達する
没頭できることを見つけ、全身全霊を持って取り組むことです。
本当にしたいことをする勇気を持つことで、自分の大好きなことができるようになるでしょう。
人生は貴重で、大切で、楽しくないことに時間を費やす余裕などない。一瞬一瞬を、あなたが大好きで、大事に思うこと、あなたを幸せにしてくれることに費やすべきだ。(P.90)
ここで、大切な問いです。
もし宝くじで、3億円が当たったら、今の仕事を続けますか?
真っ先に辞めるようでしたら、それはふさわしくない場所にいるということです。
もし、理想的なことを見つけたら、その分野で頂点を目指しましょう。
1万時間、あるいは7年間取り組むことで、その分野で卓越することができます。
そのためには、必要なスキルをリストアップし、それぞれに点数をつけます。
自分に足りないことは何かを考え、継続的な学習により能力を高めましょう。
そうすることで、さらなる自信が生まれることでしょう。
ポジティブに考える
自信とは心の状態です。
つまり、健全な心が現実をつくり出すのです。
そのためには、自己暗示を行うことです。
意識してポジティブな考えを巡らせ、ネガティブな感情を追い出してしまいます。
「できる、できる」とセルフトークを行ってもよいでしょう。
自信があるように振る舞うことで、セルフイメージが向上します。
明確なイメージを持って、ポジティブな行動をとることで、良い方向に向かうことができるでしょう。
強みを生かす
自分の得意分野で強みを生かすことです。
自分の1日の活動を書き出し、より重要なものは何か、不要なものは何か、始めるべきものは何かを見つけ出します。
自分に正直になり、自分の心に従う勇気を持ちます。そして、得意分野のみに精を出すのです。
自分が得意なことに取り組むことで、自信がつくでしょう。
逆境を乗り越える
何かに取り組んでいたら、必ずといっていいほど、失敗や挫折を経験します。
その度にあきらめたくなるでしょう。
しかし、自信を身につけるには、その逆境の中でどう対応するかが重要です。
逆境なしに人は成長することはできません。
まずは、成功は失敗の先にあることを強く認識することです。失敗を恐れることなく、そこから学ぼうとすることが必要です。
次に、起こりうる危機を予想することです。
最悪の事態を想定し、準備をしておきます。備えがあれば何が起きても対応できます。
最後は、粘り強く諦めないことです。逆境にさらされても、決して腐ることなく立ち向かうのです。
抗うことで摩擦が起こり、そこから発生した熱によって、さらに情熱的になることでしょう。
まとめ
自信はあくまでも心の状態です。
価値観を明確にし、目標達成までのプロセスを決め、ポジティブなイメージを持って行動します。
大切なことは、自信を持ってより良い人生に向かうことです。
自信を持つことができれば、失敗を恐れず、勇気を持って行動することができるでしょう。
自信は筋肉のようなものです。
失敗してもあきらめず、粘り強く行動することで、自信を芽生えさせることができるでしょう。
いまより人生を良くするためには、まずは、自信をつけてしまうことなのです。